2022年5月
反転授業の事前学習動画において教師から学習者に対してアノテーションを付与する機能の開発と検証
日本教育工学会論文誌
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- 巻
- 46
- 号
- 2
- 開始ページ
- 377
- 終了ページ
- 392
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.15077/jjet.45092
教師から学習者に対して動画にアノテーションをつける機能「ステアリング・マーク」を,反転授業の事前学習動画視聴システムに実装し,その有用性を評価した.ステアリング・マークは,教師による丹念な設計という観点から着想を得て,学習者の個性に合わせた指導・支援を目的とし,学習者の立場に応じて動画の提示方法を変更する手段を提供する.印象評価実験によって,ステアリング・マークは学習者にとって受け入れられるものであることが示された.また,ステアリング・マークが提供する学習の個性化を支援する方策が学習者らにとって望ましいものであるとわかった.さらに,視聴行動ログの分析による有用性の検証から,ステアリング・マークが学習者の動画視聴行動に対して,自身の理解が足りていない場所の反復視聴を補助していることが示された.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.15077/jjet.45092 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.15077/jjet.45092