2019年2月28日
分光反射率未知の物体表面における水の検出
第81回全国大会講演論文集
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- 巻
- 2019
- 号
- 1
- 開始ページ
- 533
- 終了ページ
- 534
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
本稿では,ハイパースペクトルイメージングにより,分光反射率未知の物体表面上の水を検出する手法を提案する.具体的には,水が可視光に対して透明である一方で近赤外光に対して半透明・不透明であることに基づいて,水に濡れた物体表面のみかけの分光反射率が,乾燥しているときの分光反射率よりも小さくなることを手掛りにして水を検出する.そのために提案手法では,分光反射率が少数の基底の線形結合で近似的に表現できることを活用して,水の有無に依らない可視光域の分光反射率から,乾燥しているときの近赤外域の分光反射率を推定する.分光反射率が未知で非一様な物体表面を対象とした実画像実験を行い,提案手法の有効性を示す.
- リンク情報
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 170000179781
- CiNii Books ID : AN00349328
- CiNii Research ID : 1050855522099815168