MISC

2011年8月31日

発達期水頭症における髄液内 chemokine の検討

小児の脳神経
  • 篠田 正樹
  • ,
  • 石川 陵一
  • ,
  • 藤井 本晴
  • ,
  • 村形 敦
  • ,
  • 山本 大輔
  • ,
  • 松川 東俊
  • ,
  • 住吉 壮介

36
4
開始ページ
403
終了ページ
405
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本小児神経外科学会

新生児水頭症4例、乳児水頭症6例、幼児-学童水頭症6例、成人水頭症6例を対象として、髄液中chemokine levelを比較・検討した。CXCL8、CCL4、CCL2、MBPを計測したところ、CXCL8、CCL4は新生児期および乳幼児期水頭症で高値となり、幼児・学童期および成人水頭症では低値となった。CCL2は各年齢で一定の傾向はなく増加し、MBPは成人症例で高値を示したものが多かった。また、1歳以下の乳児水頭症と成人水頭症、小児期水頭症と成人水頭症とを比較したところ、成人水頭症と比較して乳児水頭症はCXCL8、およびCCL4が有意に高値で、小児期水頭症もCCL4が有意に高値となったが、CCL2は高値であったものの年齢差はなかった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10031154161
ID情報
  • ISSN : 0387-8023
  • eISSN : 2435-824X
  • 医中誌Web ID : 2012103979
  • CiNii Articles ID : 10031154161
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000000819437

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