2008年4月 - 2011年3月
乳牛の分娩後生殖機能回復モニタリングに基づく繁殖効率向上プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 配分額
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- (総額)
- 550,000円
- (直接経費)
- 390,000円
- (間接経費)
- 160,000円
- 資金種別
- 競争的資金
乳牛の分娩後2~3か月以内の人工授精による受胎率の低下の主な原因は、卵胞内卵子の受精・発育能の低下にあると考えられる。したがって、このような場合は、人工授精ではなく、むしろ、正常な胚を子宮内に移植することによって、受胎率の低下を防ぐことができるものと考えられる。そこで、生殖機能回復のモニタリングを行い、生殖機能の回復状況に基づいて、和牛胚の移植を行うことが、乳牛の分娩後における受胎率向上に有効かどうかを明らかにするために試験を行った。さらに、分娩後生殖機能回復モニタリングと、特に乾乳期から分娩後泌乳最盛期にかけての栄養状態のモニタリングを組み合わせた繁殖成績向上プログラム開発のための検討も行った。