2019年2月 - 2022年3月
「食通」の比較思想史: 18・19世紀日本およびフランスにおける感性の形成
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
18世紀後半から19世紀半ばにかけてのフランス・日本の食文化について、それぞれ個別に歴史的考察を重ねつつ、両者が見せる共通性あるいは決定的な差異について確たる見通しがついた段階で、個々の歴史的考察を比較しつつ総括する発表を行った。これにより、両食文化がみせる共通性として、食を知の対象として扱う傾向が明らかになった一方、そうした食の文化が持つ政治性の有無については、決定的な相違があるとの見通しを得た。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K13344
- 体系的番号 : JP17K13344