2015年5月
土壌中セシウムのNEXAFS分析と電子状態
Proceedings of 23rd International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-23) (DVD-ROM)
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- 記述言語
- 英語
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粘土鉱物中のセシウムの状態を評価するため、Csを含んだ粘土鉱物のCs M$_{4,5}$吸収端近傍X線微細構造(NEXFS)を測定するとともに、Csハロゲン化物や粘土鉱物を密度汎関数法(DFT)を用いて評価した。Csハロゲン化物の評価から、内殻空孔と価電子の相互作用を取り込むには、内殻空孔強度(CHS)を設定すればよいことが分かった。この結果に基づいて、粘土鉱物のCs M$_{4,5}$ NEXAFSをDFTより計算したところ、主ピークだけでなくテール構造を含めて実験結果をよく再現した。また、粘土鉱物の六員環のSiをAlに置換すると明確にNEXAFSは変化し、層間においてCsとKが共存する場合はNEXAFSの変化は小さかった。さらに、CsClと粘土鉱物中のCsの電子構造を評価した。