上林 芳夫

京都市の花園大学を経て、福知山市の成美大学で「社会学」「地域協働論」「子ども政策論」などの講義を担当しています。北近畿自治体の現状を調査し地域創生の将来像を考察しています。同時に大阪市、京都市をフィールドに子どもを守る活動をしています。大阪市役所勤務時代は、同和地区の調査・総合計画、地域福祉計画、次世代育成支援行動計画、母子家庭自立支援計画の策定、児童相談所で児童虐待対策などを担当しました。大阪市立大学大学院創造都市研究科（共生社会研究分野）を経て、龍谷大学大学院政策学研究科で『日本の子ども政策の歴史と理論－政策の構造転換と都市自治体の対応』を学位論文としました。研究中の自治体地域創生のキーワードは、二つのキャピタル、「ヒューマンキャピタル＝子どものウェルビーイング」「ソーシャルキャピタル＝新しい公共圏」にあります。課題解明のためには、社会学、政策学、社会福祉学の学際的アプローチである「人間関係学」の理論が必要になります。