MISC

2017年7月17日

健康教室参加者への効果的なフィードバックの検討について―アンケートによる比較―

北海道理学療法
  • 小川峻一
  • ,
  • 信太雅洋
  • ,
  • 森満
  • ,
  • 伊藤俊一

34
開始ページ
38‐44
終了ページ
44
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)北海道理学療法士会

本学で開催している健康教室でのフィードバック前後での気分・満足度の変化,教室参加前後の身体機能変化と参加満足度の関連の2点について検討した.対象は,健康教室に参加している千歳市在住の高齢者29人とした.結果,新規者では,教室参加後に膝伸展筋力と片脚立位時間が有意に高値を示した.継続者では,体前屈は有意に低下を示したが,片脚立位時間と2ステップ値は有意に改善した.また,フィードバック前後での満足度における細項目の変化は新規者と継続者では異なる傾向を示した.教室参加満足度を目的変数,初期から最終での各評価変化量を説明変数とした重回帰分析では,新規者は有意な関連項目は認めず,継続者はロコモ25が有意に負の相関を示した.今後は,今回の結果をふまえて健康教室の参加継続率や満足度が向上するように検討していく必要がある.(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201702212854791124
URL
http://jglobal.jst.go.jp/public/201702212854791124
ID情報
  • ISSN : 0912-1455
  • 医中誌Web ID : 2018016517
  • J-Global ID : 201702212854791124

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