2016年4月
現代朝鮮語におけるヴォイスと命令との相関関係
韓国語學年報
- 巻
- 号
- 12
- 開始ページ
- 25
- 終了ページ
- 54
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 神田外語大学韓国語学会
この論文の目的は①一般言語学におけるヴォイスと命令(imperative)との相関関係について言及し,②個別言語,特に現代朝鮮語においてそのような相関関係があるのかどうかを議論し,③現代朝鮮語において受身形と命令形の間に相関関係があるのかを実際の用例から考察することである。<br />
本稿では,①—③の概観,議論そして考察を通じて,ある一部の受身形(‘업히다(背負われる)’と‘안기다(抱かれる)’)を除いて,現代朝鮮語において受動と命令との間に相関関係がほぼないことを証明している。それを証明するのと同時に,本稿では,고성환(2003)『국어 명령문에 대한 연구』では指摘していない事実,つまり現代朝鮮語の使役形が命令形と何らかの相関関係を持つことを指摘している。最後に今後の課題を提示している。
本稿では,①—③の概観,議論そして考察を通じて,ある一部の受身形(‘업히다(背負われる)’と‘안기다(抱かれる)’)を除いて,現代朝鮮語において受動と命令との間に相関関係がほぼないことを証明している。それを証明するのと同時に,本稿では,고성환(2003)『국어 명령문에 대한 연구』では指摘していない事実,つまり現代朝鮮語の使役形が命令形と何らかの相関関係を持つことを指摘している。最後に今後の課題を提示している。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1883-1141
- CiNii Articles ID : 120005894190
- CiNii Books ID : AA12161738