2018年3月
現代朝鮮語のヴォイス-‘漢字語+하다’,‘漢字語+되다’の考察を中心に-
言語文化研究
- 巻
- 37
- 号
- 2
- 開始ページ
- 265
- 終了ページ
- 306
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
本稿の目的は,現代朝鮮語のヴォイス,特に‘漢字語+하다’の‘하다’を‘되다’に変えて,その動詞のヴォイスを変える方法を次の観点から考察,記述することである。それは,(1)その動作の主体や客体が存在論的卓立性においてどのような関係を成立させているかという観点と(2)‘漢字語+하다’の‘하다’を‘되다’に変えることで,その動作のアスペクト的特性がどのように変わり得るかという観点である。<br />
本稿の構成は次の通りである。最初に,現代朝鮮語のヴォイスとアスペクトの先行研究を概観する。次に,『コスモス朝和辞典』における‘漢字語+하다’と‘漢字語+되다’を整理し,それらを考察,記述する。最後に,本稿で考察しきれなかった今後の課題を提示することにする。
本稿の構成は次の通りである。最初に,現代朝鮮語のヴォイスとアスペクトの先行研究を概観する。次に,『コスモス朝和辞典』における‘漢字語+하다’と‘漢字語+되다’を整理し,それらを考察,記述する。最後に,本稿で考察しきれなかった今後の課題を提示することにする。