2000年 - 2002年
糖尿病患者の外来看護に携わる看護師支援システムの試み〜一般病院と看護大学とのネットワークづくりを目指して〜
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、1)外来通院中の2型糖尿病患者がどのように療養しているのかを明らかにする、2)糖尿病患者が通院している外来看護の果たしている機能を明らかにする、3)外来で糖尿病患者の看護に携わる看護師に必要な知識と技術の効果的な提供方法を検討することである。
1)では、平成13年1月から4ヶ月間かけて、外来通院中の2型糖尿病患者9名を対象にインタビュー法及び参加観察法を用いて行った。結果、外来通院中の2型糖尿病患者の7つの療養行為「状況に身をおく」「生活時間に組み込む」「自分の身体をみる」「自分をみてもらう」「サポートを受けとる」「自分を原動力にする」「身体の障害や加齢により出来ないことがある」が明らかになった。
2)では、平成13年1月から4ヶ月間かけて、外来で糖尿病患者の看護に携わる看護師3名を対象にインタビュー法及び参加観察法を用いて行った。結果、外来看護の果たしている機能について「外来の流れを調整する」「時間と空間の『隙間』を見つけて患者に声をかける」が明らかになった。
3)では、平成14年から8ヶ月間にわたり、3病院の看護部長、糖尿病患者の看護に携わる看護師長及び看護師19名を対象にアクションリサーチ法を用いて行った。結果、A病院では「診療の流れに乗れない患者が納得して治療を続けられるために患者の診療が推進できるシステム」、B病院では「生活を家族に任せている患者が健康を主体的に生きられるように医師と協働して患者の健康をサポートしていくシステム」、C病院では「不規則な生活をしている患者や療養指導を中断し隠れている患者を拾い、地域の多様なニーズに対応するために、患者や看護師にとって融通が利きつながったシステム」を明らかにした。看護大学が一般病院の外来における糖尿病看護に携わる看護師に提供できる支援としてアクションリサーチ法を用いたコンサルテーションの有用性が明らかになった。
1)では、平成13年1月から4ヶ月間かけて、外来通院中の2型糖尿病患者9名を対象にインタビュー法及び参加観察法を用いて行った。結果、外来通院中の2型糖尿病患者の7つの療養行為「状況に身をおく」「生活時間に組み込む」「自分の身体をみる」「自分をみてもらう」「サポートを受けとる」「自分を原動力にする」「身体の障害や加齢により出来ないことがある」が明らかになった。
2)では、平成13年1月から4ヶ月間かけて、外来で糖尿病患者の看護に携わる看護師3名を対象にインタビュー法及び参加観察法を用いて行った。結果、外来看護の果たしている機能について「外来の流れを調整する」「時間と空間の『隙間』を見つけて患者に声をかける」が明らかになった。
3)では、平成14年から8ヶ月間にわたり、3病院の看護部長、糖尿病患者の看護に携わる看護師長及び看護師19名を対象にアクションリサーチ法を用いて行った。結果、A病院では「診療の流れに乗れない患者が納得して治療を続けられるために患者の診療が推進できるシステム」、B病院では「生活を家族に任せている患者が健康を主体的に生きられるように医師と協働して患者の健康をサポートしていくシステム」、C病院では「不規則な生活をしている患者や療養指導を中断し隠れている患者を拾い、地域の多様なニーズに対応するために、患者や看護師にとって融通が利きつながったシステム」を明らかにした。看護大学が一般病院の外来における糖尿病看護に携わる看護師に提供できる支援としてアクションリサーチ法を用いたコンサルテーションの有用性が明らかになった。
- ID情報
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- 課題番号 : 12672339
- 体系的課題番号 : JP12672339