コミュニティの紹介

日本政治外交史ネットワーク

日本政治外交史に関わる若手研究者のネットワーク
(本ページに開催告知を掲示するためのコミュニティで、参加者の招待などは行っておりません)

本ネットワークは、海を隔てた研究者、居住地の異なる研究者、また近くにいても家事・育児・介護などで対面での研究会参加が難しかった研究者仲間を含め、広く日本政治外交史に関わる若手研究者がゆるく繋がることを目指して、オンラインでの書評会を定期的に行うものです。
書評会の形式は下掲の通りです。

呼びかけ人
佐藤信・前田亮介

 

・次回研究会

2024年4月25日(木)10:30-11:30
矢嶋光『芦田均と日本外交』吉川弘文館(2019年)
 短評:藤田吾郎
 コメント:小宮京

参加希望者は以下のGoogle Formsより自己登録をお願いします。

https://forms.gle/kmitQN5TeAoyqKJc8

※なお、自己登録をいただいても、本ネットワークの下掲の方針と合致しない場合には個別にお断りさせていただくことがございます。予めご承知おきください。

 

・その後の開催予定

2024年5月13日(月)
河野洋平オーラル・ヒストリー(2023年)
※史料紹介的な位置づけの回となります。
 短評:ロハニ美羅樹
 コメント:佐藤信

2024年6月26日(水)
植村和秀「書評誌『読書人』の国内思想戦」(1-3)『産大法学』
 短評:品治佑吉
 コメント:立花孝裕

2024年7月(未定)
Zoom懇談会

2024年8月5日(月)
永岡崇『新宗教と総力戦』名古屋大学出版会(2015年)
 短評:出口颯涼
 コメント:福家崇洋

2024年9月(未定)
ティアナ・ノーグレン『新版 中絶と避妊の政治学』岩波書店(2023年)
 短評:山中仁吉
 コメント:(未定)

 

【注意点】
・自由に発言し合うことのできるネットワークを育むというミーティングの性格上、ミーティングの開催情報、及びそこでなされた議論についてSNSやメーリングリストなど不特定多数に周知することはお控えください

 

【形式】
・ミーティングはおおよそ月一回開催する(主として中旬の開催を想定)。
・休日の研究会参加が難しい方、また海外から参加する方にもご参加いただくため、平日午前に1時間程度の時間で開催する。
・授業などが重なり得る平日午前での開催であるため、通時的には多くの方に参加の機会があるよう、各回の曜日がなるべくバラけるように設定する。
・オンライン(当面はZoom)で開催する。参加者はカメラオフ・マイクオフで参加できる。
・(主催者側からご発声をお願いすることはあるかもしれないが)参加者は基本的にチャットで質問やコメントをする。
・日本語を共通言語とするが、チャットなどで英語で発言することは妨げない。

 

【内容】
・参加者は研究者に限り、院生を含む若手研究者を主たる対象とする。
・参加者は当該文献に予め目を通して参加する。
・参加者は事前にgoogle formで登録して、配布されたミーティング・ルームに入室する。
・担当者が当該文献への短評(20分程度)を行い、コメンテーターからも短いコメント(5-10分程度)をもらったうえで、主催者が適宜チャットの質問やコメントを紹介したり、また場合によっては参加者に発声をお願いしたりして、ネットワークとして勘所を掴むことを目指す。
・ミーティング時間が1時間と短いため、短評やコメントの間から自由にチャットでは書き込みをし、また参加者が自由にそれに反応し、参加者間で会話ができるようにする。
・選書に当たっては、海外からの参加者に配慮して、入手の容易さや時期を考慮する。


【開催記録】

・第1回
2021年4月21日(水)10:30-11:30
五百旗頭薫『〈噓〉の政治史』中公選書(2020年)
 短評:佐藤信
 コメント:木下竜馬

・第2回
2021年5月14日(金)10:30-11:30
松沢弘陽『福沢諭吉の思想的格闘』岩波書店(2020年)
 短評:河野有理
 コメント:前田亮介

・第3回
2021年6月21日(月)10:30-11:30
松沢裕作『自由民権運動』岩波新書(2016年)
 短評:池田真歩
 コメント:久野洋

・第4回
2021年7月15日(木)10:30-11:30
君塚直隆『立憲君主制の現在』新潮選書(2018年)
 短評:原口大輔
 コメント:稲田奏

・第5回
2021年8月18日(水)10:30-11:30
村井良太『市川房枝』ミネルヴァ書房(2021年)
 短評:山中仁吉
 コメント:羅芝賢

・第6回
2021年9月15日(水)10:30-11:30
宮城大蔵『現代日本外交史』中公新書(2016年)
 短評:三代川夏子
 コメント:浜岡鷹行

・第7回
2021年10月19日(火)10:30-11:30
島田英明『歴史と永遠』岩波書店(2018年)
 短評:中野弘喜
 コメント:高山大毅

・第8回
2021年11月12日(金)10:30-11:30
中北浩爾『自民党政治の変容』NHKブックス(2014年)
 短評:松本洵
 コメント:濱本真輔

・第9回
2021年12月14日(火)10:30-11:30
種稲秀司『幣原喜重郎』吉川弘文館(2021年)+熊本史雄『幣原喜重郎』中公新書(2021年)
 短評:吉田ますみ
 コメント:板橋拓己

・第10回
2022年1月14日(金)10:30-11:30
出雲明子「内閣人事局設置後の官僚人事」『東海大学紀要・政治経済学部』49号(2017年)
曽我謙悟「「安倍一強」のデータ分析 内閣人事局は何を変えたのか」『中央公論』132巻6号(2018年)
 短評:若林悠
 コメント:池田峻

・第11回
2022年2月16日(水)10:30-11:30
茶谷誠一『象徴天皇制の成立』NHKブックス(2017年)
 短評:原科颯
 コメント:飯島直樹

・第12回
2022年3月20日(日)10:30-11:30
渡辺浩『明治革命・性・文明』東京大学出版会(2021年)
 短評:三ツ松誠
 コメント:熊谷英人

・第13回
2022年4月27日(水)10:30-11:30
春名幹男『ロッキード疑獄』KADOKAWA(2020年)
 短評:白鳥潤一郎
 コメント:藤山一樹

・第14回
2022年5月17日(火)10:30-11:30
安藤丈将『ニューレフト運動と市民社会』世界思想社(2013年)
 短評:谷川みらい
 コメント:ティル・クナウト

・第15回
2022年6月14日(火)10:30-11:30
大島明子「1873年のシビリアンコントロール」『史学雑誌』117(7)(2008年)
同「統帥権の独立と山県有朋」明治維新史学会編『明治国家形成期の政と官』有志舎(2020年)
 短評:前田亮介
 コメント:馬場香織

・第16回
2022年7月12日(火)10:30-11:30
五百旗頭真監修『評伝福田赳夫』岩波書店(2021年)
 短評:草薙志帆
 コメント:武田悠

・第17回
2022年8月6日(土)10:30-11:30
春名展生『人口・資源・領土』千倉書房(2015年)
 短評:品治佑吉
 コメント:樋口真魚

・第18回
2022年9月14日(水)10:30-11:30
易平「戦争と平和の間」(2013年)(http://www.toaep.org/ps-pdf/17-yi)
 短評:澤井勇海
 コメント:開出雄介

・第19回
2022年10月18日(火)10:30-11:30
稲吉晃『海港の政治史』名古屋大学出版会(2014年)
 短評:山田健
 コメント:林昌宏

・第20回
2022年11月7日(月)10:30-11:30
千々和泰明『戦争はいかに終結したか』中公新書(2021年)
 短評:土井翔平
 コメント:佐々木雄一

・第21回
2023年1月16日(月)10:30-11:30
大久保健晴『近代日本の政治構想とオランダ 増補新装版』東京大学出版会(2022年)
 短評:柳愛林
 コメント:国分航士

・第22回
2022年2月15日(水)
高岡裕之『総力戦体制と「福祉国家」』岩波書店(2011年)
 短評:渡部亮
 コメント:三谷宗一郎

・第23回
2023年3月10日(金)10:30-11:30
中北浩爾『日本共産党』中央公論新社(2022年)
 短評:濱砂孝弘
 コメント:李昊

・第24回
2023年4月25日(火)10:30-11:30
濱本真輔『日本の国会議員』中央公論新社(2022年)
 短評:佐藤信
 コメント:高宮秀典

・第25回
2023年5月24日(水)10:45-11:45
牧原出『田中耕太郎』中央公論新社(2022年)
 短評:本田哲也
 コメント:三牧聖子

・第26回
2023年6月14日(水)10:30-11:30
松田宏一郎『擬制の論理 自由の不安』慶應義塾大学出版会(2016年)
 短評:藤川剛司
 コメント:(なし)

・第27回
2023年7月24日(月)10:30-11:30
柳原正治『帝国日本と不戦条約』NHK出版(2022年)
 短評:佐藤みずき
 コメント:樋口真魚

・第28回
2023年8月18日(金)10:30-11:30
Zoom懇談会
 司会役:草薙志帆、濱砂孝弘、渡部亮

・第29回
2023年9月21日(木)10:30-11:30
藤田吾郎「日本占領末期における治安機構統合問題」『年報政治学』2022-II(2022年)
中澤俊輔「池田勇人内閣期の政治と暴力」小宮京・伏見岳人・五百旗頭薫編著『自民党政権の内政と外交』ミネルヴァ書房(2023年)
 短評:太田聡一郎
 コメント:荻健瑠

・第30回
2023年10月16日(月)
戸部良一『戦争のなかの日本』千倉書房(2020年)
 短評:大窪有太
 コメント:岩谷將

・第31回
2023年11月8日(水)10:30-11:30
車田忠継『昭和戦前期の選挙システム』
 短評:高島笙
 コメント:笹部真理子

・第32回
2023年12月18日(月)10:30-11:30
川人貞史『議院内閣制』東京大学出版会(2015年)
 短評:塚目孝紀
 コメント:作内由子

・第33回
2024年1月26日(金)10:30-11:30
Takahiro Yamamoto, Demarcating Japan: Imperialism, Islanders, and Mobility, 1855–1884, Harvard University Press, 2023.
 短評:澤井勇海
 コメント:向山直佑

・第34回
2024年2月22日(木)10:30-11:30
待鳥聡史『政治改革再考』新潮社(2020年)
 短評:奈須野祥真
 コメント:上條諒貴

・第35回
2024年3月11日(月)
真辺美佐論文×3
①「大同団結運動末期における愛国公党結成の論理ー板垣退助の政党論を通して」安在邦夫・真辺将之・荒船俊太郎[編]『近代日本の政党と社会』日本経済評論社(2009年)
②「第一議会期における板垣退助の政党論ー立憲自由党体制をめぐって」『日本歴史』758号(2011年)
③「近現代史部会共同研究報告 初期議会期における板垣退助の政党論と政党指導」『日本史研究』642号(2016年)
 短評:張翀
 コメント:池田真歩