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コミュニティの紹介

人権社会学

この度(2021年9月~10月),人権教育関係企画として『連続WEB公開シンポジウム』を開催することにいたしました。本コミュニティ(inリサーチマップ)は、この企画に関連してのコミュニティです。
この企画は、科学研究費補助金の支援をうけて実施されるものです。シンポジウムの登壇者は、大学の社会学研究者のほか、高等学校・中等教育学校(以下、高等学校)の公民科の教員の方や高校生の方となっています。無料の企画です。どなたさまも振るってご参加下さい。以下は、この「WEB公開シンポジウム」企画の概要や活用法です。

■人権社会学WEB公開シンポジウムの概要・・・zoomで開催しYouTubeでも同時配信します
本シンポジウムの第1回目(9月19日午後2時~)は「見た目問題」を扱っています。
頭髪がないこと(円形脱毛症)や、メラニン色素が少ないこと(アルビノ)が、当事者が社会生活を送る上での不利益につながってしまうことがあります。
それは、どうしてなのでしょうか。どのようなメカニズムを通してなのでしょうか。どのような対策があり得るのでしょうか。第1回目のシンポジウムでは、これらの問いを「人権社会学(人権にかかわる社会学)」の課題として考えます。
この第1回シンポジウムが、どんな議論の形になるのか、については、登壇者でアルビノ当事者である矢吹康夫氏(立教大学)作成の予告編動画でご確認下さい。たった4分で概要がわかります(次頁下部QRコードからアクセスできます)。
本シンポジウムの第2回目(10月10日午前10時~)は、「パラリンピック」を扱います。パラリンピックは、「障害者スポーツの祭典」なのでしょうか?それとも、「障害者アスリートの祭典」なのでしょうか? そこにどのような人権問題があるのでしょうか。これらの問題を「障害者スポーツの選手だけれども、東京2020オリンピック/パラリンピックに出場できない人がいる」という切り口から扱っていきます。オスカー・ピストリウス、マルクス・レーム他が扱われます。どうぞ、こちらも振るってエントリー下さい。「公平とはどういうことなのか」、が扱われます。
エントリーは「グーグルフォーム」から行うことができます(次頁下部QRコードからアクセスできます)。エントリーして頂いた方に、zoomミーティングのURL等の必要情報をメール配信致します。

■人権社会学WEB公開シンポジウムの活用法‐「予告動画(4分)」を教材に活用できます!
このシンポジウムは、「未来の『人権』を考える新しいやり方をみんなで模索したい」という立場から企画されています。
そして、「未来の人権を考えることこそ、高校における人権教育の恰好の題材である」という認識に基づいて高等学校の教員の皆様向きに企画され、大学の教育学部社会科教育系の研究者にもお声掛けする次第です。
人権は社会の変化と時代の変化によって変わっていきますが、そのような「変化するものとしての人権」という考え方こそは「人権社会学」の発想です。この発想にもとづいて「できかけの人権」や「隠蔽されている人権」について考えることがこのシンポジウムの課題です。このシンポジウムを通して、未来の人権について深く考えるとともに、社会学の未来と中等教育公民科の未来とを同時に切り開いて行きたいと考えています。
各シンポジウムには、2本ずつの「予告動画(各4分程度)」が付帯しています(順次配信予定、「jinkensociologyツイッター」で随時情報配信中)。この「予告動画」を教材として使うことで、それぞれのシンポジウムが扱うテーマを、中学や高校の「公民科」の人権教育の授業に、すぐに活用することが可能です。教材開発の一環としてご試聴いただければ幸いです。

■まとめ‐人権教育を人権社会学的に実施することで「公民科」教育を充実させることが可能です
本連続公開シンポジウムは、広い意味での「高大連携」を意識して企画されています。高校の「探究学習」で要求されていることは、大学の「学部教育」および「大学院教育」で要求されていることとほとんど変わりがありません。中等教育の教科・科目にはない「社会学」も、高校生の探究マインドによって十分に理解や議論が可能です。そしてその中でも、新しい学問課題である「人権社会学」こそは、中等教育から扱われるにふさわしい内容と可能性を秘めているのではないかと考えます。そのような認識の適否を探る意味も、本連続シンポジウムにはあります。どなた様も振るってご参加下さい。そのうえで、どうか、忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。