2019年4月 - 2022年3月
精神障害者の地域生活支援におけるクライシス・プランの実践と研修プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2021年度の研究は、精神保健医療福祉専門職を対象とした調査研究を実施するとともに、これまでに実施してきた研究成果をもとにクライシス・プランの作成・活用方法を普及するための介入研究を実施するための研修テキストの作成に取り組んだ。
調査研究:精神障害者の地域生活支援においてクライシス・プランを用いるためには、多職種・多機関の連携によることが求められる。そのため、精神保健医療福祉専門職を対象とした調査を実施し、各専門職がクライシス・プランを実践上で活用する意識に影響する要因について検証した。その結果から、専門職によってクライシス・プランを活用する意識に影響する要因は異なることが明らかになり、研修会等の機会に働きかける必要がある要因として同定することができた。
研修テキストの作成:2019、2020年度に実施してきた各種のクライシス・プランに関する調査結果を踏まえて、精神障害者の地域生活支援に従事する関係機関(精神科病院、相談支援事業所、保健所など)に従事する専門職を対象に実施する研修会のテキストを作成した。これまでに、国内で研究結果を基盤にした専門職を対象としたクライシス・プランの研修テキストは存在しておらず、初めてのテキストと言える、そして、本テキストを用いた研修会を実施し、実践上でクライシス・プランを作成し、活用する際の効力感を高め、困難さを軽減できる効果を介入研究により検証し、科学的根拠に基づいたクライシス・プランを普及するための研修テキストとして位置づけていきたいと考えている。
調査研究:精神障害者の地域生活支援においてクライシス・プランを用いるためには、多職種・多機関の連携によることが求められる。そのため、精神保健医療福祉専門職を対象とした調査を実施し、各専門職がクライシス・プランを実践上で活用する意識に影響する要因について検証した。その結果から、専門職によってクライシス・プランを活用する意識に影響する要因は異なることが明らかになり、研修会等の機会に働きかける必要がある要因として同定することができた。
研修テキストの作成:2019、2020年度に実施してきた各種のクライシス・プランに関する調査結果を踏まえて、精神障害者の地域生活支援に従事する関係機関(精神科病院、相談支援事業所、保健所など)に従事する専門職を対象に実施する研修会のテキストを作成した。これまでに、国内で研究結果を基盤にした専門職を対象としたクライシス・プランの研修テキストは存在しておらず、初めてのテキストと言える、そして、本テキストを用いた研修会を実施し、実践上でクライシス・プランを作成し、活用する際の効力感を高め、困難さを軽減できる効果を介入研究により検証し、科学的根拠に基づいたクライシス・プランを普及するための研修テキストとして位置づけていきたいと考えている。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K02274
- 体系的課題番号 : JP19K02274
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
社会福祉学 64(4) 1-13 2024年3月 査読有り筆頭著者
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精神医学 63(4) 515-526 2021年4月 査読有り最終著者
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八戸学院大学紀要 62(62) 153-171 2021年3月 最終著者