論文

査読有り 筆頭著者
2016年9月

札幌市の救急電話相談「救急安心センターさっぽろ」における緊急度が高い症状を有する電話相談者への対応

北海道科学大学研究紀要
  • 石川 幸司
  • ,
  • 松原 三智子
  • ,
  • 中村 圭佐
  • ,
  • 西本 尚樹
  • ,
  • 市川 正人
  • ,
  • 岡崎 哲夫
  • ,
  • 林 裕子

41
開始ページ
115
終了ページ
121
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
北海道科学大学

札幌市の救急電話相談の2年間の実施状況から、緊急度が高いと判定される電話相談において、プロトコルの運用状況を調査し、実際に看護師がどのように電話対応しているかを明らかにし、事業の効果と課題について検討した。救急安心センターさっぽろで受け付けた電話救急医療相談で記録されたデータを対象とした。最終的には5240件の電話相談を分析対象とした。緊急度の高いAカテゴリーのプロトコルを使用して電話対応していた割合は1年目と2年目では同程度であり、変化がないことから、プロトコルに沿った適切な対応ができていると考えられた。現在使用している緊急度が高いAカテゴリーのプロトコルの運用において、病態学的にも妥当と考えられる判定をしており、大きく問題となる傾向は認められず、看護師のみで運営するプロトコルとして安全に稼働できていると推測された。今後は実際に救急車で搬送された症例との照らし合わせなど、データの集積が必要であると考えられた。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2016&ichushi_jid=J06580&link_issn=&doc_id=20161026360015&doc_link_id=120005846391&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F120005846391&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_3.gif
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ID情報
  • ISSN : 2189-3713
  • eISSN : 2189-3594
  • 医中誌Web ID : 2017174562

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