2022年
北海道札幌市における指定避難所としての備え—積雪寒冷地である本学の災害対策—
日本災害医学会雑誌
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- 巻
- 27
- 号
- 1
- 開始ページ
- 48
- 終了ページ
- 54
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.51028/jjdisatmed.27.1_48
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本災害医学会
<p>【背景】積雪寒冷地としての避難所を開設・運営するにあたり、事前の備えなど今後の対策を検討するために調査を行った。【目的】積雪寒冷地において安心して滞在できる避難所として運営するための基礎資料を作成することを目的とする。【方法】積雪寒冷地における指定避難所の近隣住民に対して、災害に関する認識、事前の備え、避難所への期待についてアンケート調査を行った。【結果】近隣住民132名から回答を得た。近隣住民の平均年齢は74±5歳であり、本学を避難所と認識していたのは64.0%であった。避難所に対しては、食料、温度環境、そしてライフラインの整備について多く期待していた。【考察】避難所を適切に開設・運営するためには、平時からマニュアルの確認や有事を想定した訓練の必要性、冬季も想定した適切な備蓄や情報提供、安心して生活できる環境を整備していく重要性が示唆された。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.51028/jjdisatmed.27.1_48
- ISSN : 2189-4035
- CiNii Articles ID : 130008157894