2017年4月 - 2020年3月
文化言語の多様な子どものための対話型アセスメントの教育的効果に関する実証研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、文化的言語的に多様な(CLD)児童生徒の言語能力を測る『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA』(文部科学省2014)の教育的効果を検証した。DLAを効果的に活用するには、DLA実施者に子どもの発話を促すキャフォールディングが求められることが明らかとなり、その構造も確認できた。さらに、そのスキャフォールディングとCLD児童生徒への授業実践で必要とされる教授スキルとの類似性も明らかとなったことで、DLA実践力の向上がCLD児童生徒への教育に活かされることが示唆された。以上の研究成果を受け、CLD児童生徒の多数在籍校でDLA評価を取り入れたカリキュラム改革が進んでいる。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K02875