2020年4月
妊娠18週で頸部郭清術を施行した症例の全身麻酔経験
日本歯科麻酔学会雑誌
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- 巻
- 48
- 号
- 2
- 開始ページ
- 69
- 終了ページ
- 71
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本歯科麻酔学会
29歳女。舌癌術後の頸部リンパ節転移が妊娠15週時に判明し、18週時に頸部郭清術を施行した。麻酔薬は胎児への神経毒性・催奇形性のリスクを考慮してセボフルランを選択した。麻酔導入前の体位は仰臥位であったが、腹部膨満感の訴えがあり、仰臥位性低血圧症候群の可能性が否定できなかったため、下大動脈への圧迫を軽減する目的で左半側臥位とし、腹部膨満感は改善した。術中はセボフルランの濃度を調整することで血圧維持に努め、良好な結果が得られた。
- ID情報
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- ISSN : 0386-5835
- eISSN : 2433-4480
- 医中誌Web ID : 2020263905