MISC

2015年3月

高速炉燃料集合体開発に係るフェライト/マルテンサイト鋼(PNC-FMS)のレーザー溶接試験

JAEA-Technology 2015-004
  • 河野 史明
  • ,
  • 十亀 求
  • ,
  • 山田 知典
  • ,
  • 菖蒲 敬久
  • ,
  • 永沼 正行
  • ,
  • 小澤 隆之
  • ,
  • 村松 壽晴

開始ページ
57
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2015-004

高速炉燃料集合体の内部ダクトとラッパ管の溶接技術開発に関し、レーザー溶接の適用性を確認するため、それらを模擬した厚さ2mmと5mmのフェライト/マルテンサイト鋼(PNC-FMS)板材を用いてレーザー溶接試験を実施した。その結果、スポット溶接とビード溶接それぞれについて、溶接欠陥が少なくかつ十分な溶込み深さが得られる見通しを得た。スポット溶接については、溶接時の冷却速度を低下させることで、また、レーザーをパルス照射にすることで、溶接部の割れや空孔の発生を抑制できることが分かった。また、690$^{\circ}$C$\times$103minの溶接後熱処理により、溶接部のひずみはほぼ除去され、硬さも母材と同程度まで回復した。さらに、せん断試験の結果、溶接部は十分なせん断強度を有していることを確認した。これらの結果から、PNC-FMSラッパ管と内部ダクトの接合方法として、レーザー溶接は有望な手段と考えられる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2015-004
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5046655
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2015-004

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