長寿命追求型ナトリウム冷却小型高速炉金属燃料炉心概念の検討
日本原子力学会2007年春の年会
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- 開催年月日
- 2007年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 名古屋
- 国・地域
- 日本
50MWe出力ナトリウム冷却金属燃料炉心の「長寿命追求型概念」について行った設計研究の成果を報告する。本概念は燃料無交換と高原子炉出口温度(水素製造の観点)の達成を目指すものである。照射実績を重視して燃料スミア密度の上限を75\%としたうえで、炉心・燃料仕様を調整することによって、炉心寿命30年、原子炉出口温度550$^{\circ}$Cを達成する可能性があることがわかった。炉心寿命中に交換不要な制御棒及び遮へい体の成立性について検討した結果、B$_{4}$Cを吸収材とする制御棒において、炉心寿命中に吸収体-被覆管機械的相互作用が発生し得ないこと、遮へい性能の向上と炉心コンパクト化の観点から選定したZr-H遮へい要素において、炉心寿命中における被覆管からの水素透過量が適切に抑えられる可能性があることがわかった。