MISC

2020年9月

J-PARC 3GeVシンクロトロン1MW運転状況

Proceedings of 17th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 山本 風海
  • 山本 昌亘
  • 山崎 良雄
  • 野村 昌弘
  • 菅沼 和明
  • 藤来 洸裕
  • 神谷 潤一郎
  • 畠山 衆一郎
  • 發知 英明
  • 吉本 政弘
  • 仲野谷 孝充
  • 田村 文彦
  • Saha P. K.
  • 金正 倫計
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開始ページ
209
終了ページ
213
記述言語
日本語
掲載種別

J-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)は物質生命科学実験施設および主リングに最大1MW相当のビームを供給する目的で建設された。J-PARCでは運転開始よりビーム調整と機器の改良を進めており、供用運転として段階的にビーム出力を増加しながら、設計最大出力である1MWの連続運転試験を断続的に行ってきた。これまで実施してきた1MW連続運転試験の結果から、RCSはビームを精度よくコントロールしており、ビーム損失は連続運転の妨げとならないことが確認できた。しかし一方で、ビームを加速する高周波空胴に余裕が無いため、引き続き増強を進める必要があることが判明した。また、2020年6月以降の気温と湿度が高い条件下では、冷却水の供給温度が上がり、機器の冷却が十分にできず運転できないことも判明した。今後は、これらの問題点の改善を進める。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069562

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