MISC

2021年10月

J-PARC RCSの空胴ギャップ電圧モニタの周波数応答評価

Proceedings of 18th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 沖田 英史
  • 田村 文彦
  • 山本 昌亘
  • 野村 昌弘
  • 島田 太平
  • 吉井 正人*
  • 大森 千広*
  • 原 圭吾*
  • 長谷川 豪志*
  • 杉山 泰之*
  • 古澤 将司*
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18th
開始ページ
840
終了ページ
844
記述言語
日本語
掲載種別

J-PARC 3GeVシンクロトロン(RCS)は、ビームの加速で使用する高周波として、周回周波数の2倍の周波数である基本波と、さらにその2倍の周波数の高調波(2倍高調波)の電圧を用いたデュアルハーモニック運転を行っている。加速ギャップに発生させる各高周波の電圧と位相の安定化にはマルチハーモニックベクトルフィードバック制御が採用されている。この制御のフィードバックに用いられる測定値には、各加速空胴の加速ギャップの1つに備え付けられたギャップ電圧モニタからの出力が使用されている。ビーム進行方向のビーム分布(バンチ形状)は各高調波の相対的な位相で変化するため、ギャップ電圧モニタの位相測定値の周波数応答を正確に把握することが重要となる。そこで、ギャップ電圧モニタの位相の周波数応答測定とこれを反映したビームシミュレーションを実施した結果、実際のビーム加速試験で測定されたバンチ形状をよく再現することを確認した。本発表では、周波数応答測定とビームシミュレーションについての詳細とギャップ電圧モニタ回路についての考察について報告する。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202202266019426603
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072131
ID情報
  • J-Global ID : 202202266019426603

エクスポート
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