2020年12月
中学校社会科地理学習への嫌厭傾向の緩和を目的とした教材「九州クイズツアー」の開発とその実践 : ゲーム「桃太郎電鉄」に着想を得て
奈良教育大学紀要
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- 巻
- 69
- 号
- 1
- 開始ページ
- 73
- 終了ページ
- 85
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- DOI
- 10.20636/00013380
- 出版者・発行元
- 奈良教育大学
中学校社会科における地理の学習が嫌いな生徒は多い。そこで、この嫌厭傾向の緩和に、ゲーム教材を活かしたいと考えた。まず、ゲーム「桃太郎電鉄」の地理学習ツールとしての効果と課題を分析する。次に、分析結果に基づいて作成したゲーム教材「九州クイズツアー」を用いた学習活動を、中学生を対象に実施する。そして、どのようなゲーム教材が地理学習の嫌厭傾向を緩和するのに有効であるかを検討した。その結果、ゲーム教材を用いた授業を展開することにより、毎回同じ形で進もうとする授業に刺激を与えることができた。また、生徒の興味を引き、地理学習を楽しくする体験を繰り返すことにより、嫌厭傾向が緩和されることがわかった。さらに、他の生徒とゲームをすることは人間関係の形成につながる可能性があることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20636/00013380
- ISSN : 0547-2393
- CiNii Articles ID : 40022497848
- CiNii Books ID : AN00181081
- CiNii Research ID : 1390572174727703936