千田大

J-GLOBALへ         更新日: 15/11/27 19:49
 
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研究者氏名
千田大
eメール
daichidagmail.com
URL
http://kaken.nii.ac.jp/ja/r/90312842
学位
博士(東京大学)

経歴

 
2010年4月
   
 
独立行政法人国立国際医療研究センター 室長
 
2007年4月
 - 
2010年3月
国立国際医療センター(研究所) 室長
 
2001年1月
 - 
2007年3月
東京大学 医科学研究所 助手
 
1999年4月
 - 
2000年12月
筑波大学 基礎医学系 助手
 
1998年4月
 - 
1999年4月
東京大学分子細胞生物学研究所 学振PD
 

論文

 
Chida D, Miyoshi K, Sato T, Yoda T, Kikusui T, Iwakura Y
Endocrinology   152 1652-1660   2011年4月   [査読有り]
母体ストレスとグルココルチコイドによる次世代への影響をMC2R KOマウスを用いて、解析した。KOマウス同士の交配では、胎生18.5日目から出産までの間に死亡していた。♀KOマウスと♂HZマウスとの交配では、すべての胎仔が出産時に生存していた。胎盤には、グルココルチコイド受容体が発現しており、グルココルチコイドが胎盤機能制御に重要な役割を果たしている可能性が示唆されており、MC2R KOマウス同士の交配で観察される出産前の死亡原因は、胎盤機能低下であると考えられた。さらに、♀KOマウスから...
Sato Y, Suzuki H, Sato T, Suda T, Yoda T, Iwakura Y, Chida D
Biochemical and biophysical research communications   403(3-4) 253-257   2010年12月   [査読有り]
グルココルチコイドは、炎症性疾患をはじめとして様々な疾病の治療薬として用いられているが、広範な副作用と離脱が問題になっている。ACTH受容体遺伝子改変マウス(MC2R KO)では、血中グルココルチコイドが検出限界以下になっており、内在性グルココルチコイド欠乏のために、末梢赤血球数が減少、末梢白血球数が増加胸腺T細胞数が増加、脾臓T細胞、B細胞数が増加しており、副腎低形成患者に似た表現系を示した。
Matsuwaki T, Nishihara M, Sato T, Yoda T, Iwakura Y, Chida D
Endocrinology   151 5489-5496   2010年11月   [査読有り]
我々の作出したACTH受容体遺伝子欠損マウス(MC2R KO)は、内因性のグルココルチコイドを全くもたないため、フィードバック機構破綻による視床下部でのCRH過剰発現が起こっており、性周期回帰が顕著に延長していた。エストロゲン濃度、性行動に異常は見られないものの、LH濃度の減少傾向、GnRH陽性細胞数の有意な減少が観察された。CRH受容体阻害剤の慢性投与により性周期回帰が回復した。MC2R KOの性周期延長は室傍核で増加したCRHによるキスペプチン非依存的なGnRH発現抑制が主因と考えられ...
Chida D, Sato T, Sato Y, Kubo M, Yoda T, Suzuki H, Iwakura Y
Molecular and cellular endocrinology   300 32-36   2009年3月   [査読有り]
Chida D, Nakagawa S, Nagai S, Sagara H, Katsumata H, Imaki T, Suzuki H, Mitani F, Ogishima T, Shimizu C, Kotaki H, Kakuta S, Sudo K, Koike T, Kubo M, Iwakura Y
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America   104(46) 18205-18210   2007年11月   [査読有り]
ACTH受容体遺伝子改変マウス(MC2R KO)の作成、解析を行った。MC2Rは、グルココルチコチド欠乏症の原因遺伝子であり、MC2R KOマウスは、副腎皮質が萎縮し、血中GCレベルが低下し、飢餓による低血糖を起こしやすく、ヒトの病態と良く似た表現系を示した。難病『家族性グルココルチコイド欠乏症』のモデル動物の開発に世界で初めて、成功した。
Chida D, Osaka T, Hashimoto O, Iwakura Y
Diabetes   55 971-977   2006年4月   [査読有り]
Role of cytokine signaling molecules in erythroid differentiation of mouse fetal liver hematopoietic cells: functional analysis of signaling molecules by retrovirus-mediated expression.
Chida D, Miura O, Yoshimura A, Miyajima A
Blood   93 1567-1578   1999年3月   [査読有り]
Chida D, Wakao H, Yoshimura A, Miyajima A
Molecular endocrinology (Baltimore, Md.)   12(11) 1792-1806   1998年11月   [査読有り]
Chida D, Kume T, Mukouyama Y, Tabata S, Nomura N, Thomas ML, Watanabe T, Oishi M
FEBS letters   358(3) 233-239   1995年1月   [査読有り]

Misc

 
メラノコルチン2型受容体は、副腎皮質の発生、ステロイド合成、糖新生に必要である
千田 大、久保光正、岩倉洋一郎
細胞工学   27(4) 372-373   2008年4月

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2011年 - 2011年    代表者: 千田大
文部科学省: 科学研究費補助金(新学術領域研究(研究領域提案型))
研究期間: 2011年 - 2011年    代表者: 千田大
先天性副腎低形成症に対する治療法の開発
ヒューマンサイエンス振興財団: 政策創薬総合研究[若手研究者奨励研究]
研究期間: 2009年 - 2010年    代表者: 千田大
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2008年 - 2010年    代表者: 千田大
生体の恒常性を脅かすようなストレスは、視床下部のCRH(corticosterone releasing hormone)の分泌を促進し、下垂体からのACTH(Adrenocorticotropic Hormone)の分泌を介して副腎皮質からグルココルチコイドの分泌を誘導する。このHPA axisの活性化は、自律神経系と並んで、生体の恒常性の維持に重要な役割を担っている。副腎、脳下垂体腫瘍に起因する全身性グルココルチコイド作用過剰は、内臓脂肪型肥満、インスリン抵抗性、糖尿病、高脂血症、高血...
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2004年 - 2005年    代表者: 千田大
本研究では、生体の恒常性を担っている炎症性サイトカインが、神経系、免疫系、内分泌系を制御し、生体の恒常性を維持する分子機構を明らかにすることを目的として研究を行った。生体の恒常性を脅かすような外的ストレスによって脳内で誘導される炎症性サイトカインの役割を解明するために、遺伝子改変マウスを用いて、ストレス応答を検討した。IL-1 KOマウス、IL-6KOマウスを用いてストレス応答の指標として発熱応答、HPA axisの活性化を解析した。IL-1 KOマウスでは、IL-1を末梢投与した時に、脳...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2004年 - 2005年    代表者: 千田大
炎症性サイトカインは、炎症のメディエーターとして知られていると同時に、神経・免疫・内分泌系に対して様々な作用を及ぼすことが知られている。最近のWeisbergらの研究から、肥満に伴って、脂肪組織において、弱い慢性、炎症が引き起こされ、肥満の脂肪組織にマクロファージの浸潤が起こっていることが報告されている。また、Meier, C.Aらの研究から、IL-1 receptorアンタゴニスト(IL-1Ra)の血中レベルが、肥満患者で上昇しており、IL-1Ra遺伝子が、脂肪組織において発現しているこ...
文部科学省: 科学研究費補助金(奨励研究(A))
研究期間: 2000年 - 2001年    代表者: 千田大
申請者は、皮質橋核路をモデル系に、軸索側枝誘導の分子機構を解明することを目的として、研究計画に従って、以下の研究を行った。1.軸索側枝誘導のアッセイ系の確立大脳皮質脊髄路の形成における軸索側枝に関しては、これまでの研究から、脳幹の標的である橋から拡散性の物質が分泌され、橋の近傍を通過した大脳皮質の遠心性神経軸索に作用し、側枝を誘導すると報告されている。まず、コラーゲンゲルの三次元培養系を用いて軸索側枝形成が観察できるかどうか検討したところ、大脳皮質から数多くの軸索が伸長し、橋の方へ誘引され...