福田 正秀
フクダ マサヒデ (Masahide Fukuda)
更新日: 2022/04/26
基本情報
- 学位
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学術修士(放送大学)
- J-GLOBAL ID
- 201201097497161719
- researchmap会員ID
- B000219768
1948年長崎県生まれ。1985年より熊本県在住。2005年放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了。1994年「宮本武蔵の夏の陣」(『歴史研究』400号)以来多くの武蔵論文を発表。2003年『宮本武蔵研究論文集』(歴研)で熊日マイブック出版賞受賞。2007年『加藤清正「妻子」の研究』(共著・ブイツーソリューション)で熊日出版文化賞受賞。近年は宮本武蔵・加藤清正・肥後加藤家研究家として講演・歴史講座講師、雑誌連載、NHK総合テレビなど各種歴史番組にも解説出演している。一般財団法人熊本城顕彰会理事・公益財団法人島田美術館評議員・熊本県文化協会理事・熊本県文化懇話会世話人(郷土史部門)・肥後の歴史物語と民話の会顧問
研究分野
1学歴
1-
2003年4月 - 2005年3月
受賞
2論文
17-
放送大学日本史学論叢 (3) 33-65 2016年3月 査読有り
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熊本城 復刊(100号記念号) 37-68 2015年11月 招待有り
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歴史研究 (614) 38-39 2013年9月 査読有り
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熊本城 復刊(82~112) 6-9 2011年5月 招待有り
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歴史研究 (565) 38-39 2008年10月 査読有り
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熊本城 復刊(71-81) 2008年8月 招待有り
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宮本武蔵研究第二集 85-143 2005年12月
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宮本武蔵研究第二集 29-84 2005年12月
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宮本武蔵研究論文集 157-183 2003年12月
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宮本武蔵研究論文集 75-91 2003年12月
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宮本武蔵研究論文集 93-127 2003年12月
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宮本武蔵研究論文集 13-73 2003年12月 査読有り
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歴史研究 (509) 44-50 2003年10月 査読有り
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舫船 (73) 22-25 1997年5月 査読有り
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舫船 (65) 51-55 1995年5月 査読有り
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舫船 (64) 36-42 1995年2月 査読有り
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歴史研究 (400) 40-45 1994年9月 査読有り
書籍等出版物
5-
ブイツーソリューション,星雲社 (発売) 2019年6月 (ISBN: 9784434259586)
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ブイツーソリューション 2012年1月23日 (ISBN: 4434163256)
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ブイツーソリューション 2007年10月1日 (ISBN: 4434110861)
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ブイツーソリューション 2005年12月19日 (ISBN: 4434072951)
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歴研 2003年12月 (ISBN: 494776922X)
講演・口頭発表等
20-
熊本史談会例会 2022年4月23日 熊本史談会 招待有り
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熊本歴史学研究会月例会 2021年7月31日 熊本歴史学研究会 招待有り
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合志市郷土史愛好会学習会 2021年7月16日 合志市郷土史愛好会西支部 招待有り
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水野勝成福山入封400年記念講演会 2019年7月14日 ふくやま芸術文化財団 福山城博物館 招待有り
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熊本歴史学研究会月例講演 2019年4月27日 熊本歴史学研究会 招待有り
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第142回「西南の役記念会」講演会 2019年4月20日 (一財)熊本城顕彰会 招待有り
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2018年9月15日 明石城築城400周年記念事業実行委員会 招待有り
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第22回清香会特別講座 2016年6月18日 熊本県立第一高校同窓会 清香会 招待有り
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2015年11月26日 一般財団法人熊本城顕彰会 招待有り
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宮本武蔵『五輪書』東京フォーラム基調講演 2013年8月28日 宮本武蔵『五輪書』プロジェクト実行委員会 熊本県・熊本市・豊島区他 招待有り
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肥後の歴史物語と民話の会『語り座』平成25年度総会記念講演 2013年7月7日 肥後の歴史物語と民話の会『語り座』 招待有り
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熊本近代文学館文学講演会「第5回武蔵忌句会」 2013年5月19日 「武蔵忌」句会実行委員会・熊本県立図書館・熊本近代文学館・熊本近代文学館友の会 招待有り
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熊本城英語でボランティアガイド養成講座 2012年11月4日 (財)熊本市国際交流振興事業団 招待有り
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『福山城築城390年記念福山城展』記念講演 2012年10月7日 公益財団法人ふくやま芸術文化振興財団・福山城博物館・福山市教育委員会 招待有り
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『続加藤清正「妻子」の研究』出版祝賀講演・交流会 2012年8月18日 東京・福山水野勝成公報恩会・結城おもだか会 招待有り
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熊本市立図書館講座 2012年4月 招待有り
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自衛隊北熊本駐屯地修親会講演 2012年1月30日 自衛隊北熊本駐屯地修親会 招待有り
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熊本市立図書館講座 2011年5月 熊本市立図書館 招待有り
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第134回『西南の役記念会』記念講演 2011年4月9日 熊本市教育委員会・財団法人熊本城顕彰会 招待有り
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熊本市立図書館郷土史講座 2010年9月 招待有り
所属学協会
1その他
27-
2022年4月有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘について、通説の疑問を史料考証で解いてゆく企画。佐々木小次郎とは何者か、決闘の時期、互いの年齢、武蔵遅刻説の真相は、小次郎を殺したのは誰か、『五輪書』などに武蔵自ら語らなかったのはなぜか等々、通説の誤りを指摘し、その真相を出演解説した。
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2021年12月 - 2021年12月「忠義に厚き肥後の猛将・加藤清正」として 豊臣の忠臣・朝鮮の役の武功に虎退治で知られる清正の経歴と功績、人物像を史実に基づきエピソードを交えて紹介し、履歴書にまとめた。 明治政府に創られたスター、軍神に祭り上げられ大陸侵攻の国策に利用されたこと。朝鮮の役での実際の働きや、虎退治の真実、熊本城築城や利水・治水灌漑工事で肥後を豊かに変え農業・土木の神に祀られたこと、豊臣と徳川の間で苦悩するエピソードなど、全編に出演して解説。
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2020年5月 - 2020年5月宮本武蔵研究家・福田正秀と土門拳の弟子の写真家・藤森武による対談。 不朽の古典『五輪書』を著し生涯無敗の剣豪宮本武蔵と写真の鬼と呼ばれた土門拳、二人の求道者はいかにして自らの道を歩み、極めていったのか。知られざる貴重なエピソードと共に二人の生き方とその教えを学ぶ。武蔵の画に現れた優しさの秘密。土門が意外なほど若き頃武蔵に入れ込んでいた事実など。
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2019年9月 - 2019年9月明らかになった巌流島の決闘の真実とは。通説の武蔵の遅刻も、細川藩の係わりも、櫂の木刀も根拠のない伝説だった。相手の名も佐々木小次郎ではなかった。 その後の武蔵が仕官を求めて回国する姿も虚構。真実は大坂夏の陣で徳川方水野勝成の客将として活躍勝利し、その後は譜代有力大名家に次々と招かれ、養子を藩主側近に仕官させ伊織は家老にまで出世、自らは兵法を極め、晩年には熊本・細川家に招かれて、多くの芸術作品と兵法書『五輪書』を残し勝利者人生を全うした。今や武蔵の勝利の哲学が世界に広まり実践されていることを多くの写真とともに紹介。
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2019年9月 - 2019年9月英傑加藤清正が築き上げた肥後加藤家はなぜ改易になったのか、江戸時代から諸説があった。中でも忠廣の改易は豊臣の忠臣であった清正が原因の、徳川による豊臣恩顧大名潰しの謀略とする説が強かった。しかし当時の史料を徹底的に調査した結果、諸説はすべて否定された。加藤家は将軍家に守られていたのに、忠廣が原因の改易であったこと。その陰に女の闘争があった事、改易後の加藤家家族の顛末まで明らかに。
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2019年6月 - 2019年6月スタジオにCGの宮本武蔵と佐々木小次郎をゲストに招いて、巌流島の決闘の真実をトークで質疑応酬する。 1、二人は青年同士で対決したのではなく、小次郎は老人だった? 2、武蔵は遅刻していなく、同時に相会した。 3、武蔵は小次郎を殺してなく、蘇生した小次郎を隠れていた武蔵の弟子たちに殺された?など…。 いずれも諸説あるところを暴露する。最後は和解してハッピーエンドに。
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2019年4月 - 2019年4月人類の歴史に影響を与えた時代や人物、それにまつわる物語をテーマに特別に仕立てられた万年筆を世界限定制作する企画。2019年は日本の侍と決まり、『五輪書』の思想が世界に影響を与え、芸術家としても知られる剣豪宮本武蔵を題材とすることとなり、ドイツの制作チームの制作アドバイザーとして依頼を受け、製品の意匠、パンフレットの解説にアドバイスして完成させた。4月2日東京にファーバーカステル伯爵を迎え、完成発表イベントが行われた。日本の侍文化や宮本武蔵の『五輪書』思想が世界に広まる機会となる。
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2018年6月 - 2018年6月宮本武蔵の実像を明らかにしながら健康のヒントを得るという番組の中で、巌流島の決闘に大きく遅刻してきたというのはウソで、五輪書の「むかつかする」という教えから考えた創作。実際は「同時に相会した」ことを証明。また小次郎の長剣に長さで優る木刀を使ったのではなく、史料から武蔵の木刀の長さは小次郎の刀と同じ長さであったこと、勝ったのは武蔵が煌めく海を背に、渚の砂地という足場の悪さなど天の理、場の位を味方にする才能で有利に立って勝ったのではと新説を解説した。
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2017年10月 - 2017年10月10月29日熊本県水俣市文化会館にて公開収録 『加藤清正、ここがすごい!』コーナーを監修。「土木の神様」「文化の伝道者」「築城の名人」「愛され続ける清正公」の各テーマの史実とエピソードを紹介。 NHK総合テレビで12月10日放送。
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2017年8月 - 2017年8月BS朝日『日本の城見聞録』「剣豪 宮本武蔵が見た城 小倉城 姫路城 熊本城」に出演し、案内役の篠井英介氏を相手に島田美術館において武蔵の画と芸術、武蔵塚にて武蔵の墓と熊本の人々の武蔵に対する尊崇の深さについて解説した。
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2017年4月 - 2017年4月TV・BS-TBS『諸説あり!』第2回放送に出演し。通説の関ヶ原西軍説を覆し、武蔵は東軍德川方で戦っていたこと。島原の乱で武蔵が石に当たり負傷したと述べているのは不名誉ではなく武功の表現説。武蔵は強さと優しさを持った平和主義者だったという独自の新説を解説した。
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2017年3月 - 2017年3月TV放送大学『大学の窓』放送大学卒業生の歴史研究家・福田正秀の経歴と研究が特集される。終戦直後に生まれた団塊の世代として新聞配達をしながら奨学金で福岡県の高校を卒業、働きながら独自に歴史研究を進め、40歳後半に「人生の忘れ物=大学進学」を取りに放送大学に入学、大学院まで修了した思いと経緯を紹介。当時を知る放送大学の魚住孝至教授と杉森哲也教授が福田の研究法・論の立て方や研究姿勢について印象を語った。
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2017年2月 - 2017年2月「BOSSコーヒーのテレビCM 熊本城復興支援バージョン」時代考証 タモリが被災した熊本城を訪れると宇宙人ジョーンズがくまモンと現れ400年前の加藤清正が重臣たちと熊本城築城企画会議の場の天井裏に忍者姿でタイムスリップするドラマの時代考証と監修を担当。
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2015年10月 - 2015年10月TV・BS11『とことん歴史紀行』 武蔵が最晩年を過ごした熊本から、知られざる武蔵の真実を追う。島田美術館より、武蔵関係の展示物を解説しながら、巌流島の決闘の新説など、武蔵の兵法、芸術、ほぼ全編に出演して解説。
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2015年3月 - 2015年3月小学館月刊『サライ』4月号より連載開始~2016年3月号まで1年12回連載。 二天一流の剣豪・宮本武蔵が会得した兵法の道理は現代にも通じる教訓に満ちている。芸術家・文化人としても類稀なる才能を発揮した武蔵の書画とともに、求道者・武蔵の生き方と教えを紹介し読者の好評を博した。 文・福田正秀 写真・藤森武
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2015年2月 - 2015年2月小学館月刊誌『サライ』3月号巻頭特集・没後370年特別企画『宮本武蔵の真実』の解説と監修。 武蔵の実像を、「武士としての武蔵」「文人としての武蔵」に分けて解説。 略年譜を付ける。
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2014年9月 - 2014年9月肥後の歴史物語と民話の会「語り座」5周年記念本公演 歴史語り『武蔵と殿様肥後暦』原作執筆。 9月7日くまもと森都心プラザホールにて寿咲亜似の語り講演
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2013年3月 - 2013年3月熊本城内歴史文化体験施設「湧々座」で大型スクリーン常時放映のバーチャルリアリティー映像新作「よみがえる熊本城 武将が守った名城を歩く」を、吉丸良治・北野隆・伊東龍一・福田正秀で監修。
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2012年10月 - 2012年10月NHH総合テレビ『歴史秘話ヒストリア』「熊本城を救った妻の大脱走~加藤清正のスーパー築城術」の参考文献に著書『加藤清正「妻子」の研究』(水野勝之と共著)が採用され、番組に識者・加藤清正研究家として出演、解説する。 http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/143.html