論文

査読有り
2017年6月

3次元輸送計算コードMCNPを用いた森林除染による空間線量率の低減効果の検討

原子力バックエンド研究(CD-ROM)
  • 邉見 光
  • ,
  • 山口 徹治
  • ,
  • 武田 聖司
  • ,
  • 木村 英雄

24
1
開始ページ
3
終了ページ
14
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3327/jnuce.24.1_3

福島第一原子力発電所の事故起源の放射性セシウムにより汚染された森林の除染に関して、居住区域における空間線量率の低減が顕著になる汚染源の条件や除染の範囲を感度解析によって検討した。汚染源を$^{134}$Csおよび$^{137}$Csを含む堆積有機物層(A$_{0}$層)と表層土(A$_{1}$層)とし、モンテカルロ法による3次元輸送計算コードMCNPを用いて空間線量率を算出した。森林斜面の数、角度、汚染の分布状態、森林土壌中の放射性セシウムの量、除染範囲、林縁から評価点までの距離、評価点の高さをパラメーターとした。その結果、汚染の分布が均一の場合、林縁から20mまでのA$_{0}$層の除染が、空間線量率の低減に効果的であることがわかった。一方、林縁から20m以遠の汚染が20m以内よりも高いような、汚染の分布が不均一の場合、A$_{1}$層に比べA$_{0}$層に含まれる放射性セシウムの量が多い条件においてのみ、林縁から40mまでのA$_{0}$層の除染により、空間線量率が顕著に低減した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3327/jnuce.24.1_3
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5057159
ID情報
  • DOI : 10.3327/jnuce.24.1_3
  • ISSN : 1343-4446

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