講演・口頭発表等

国際会議

原子力機構における鉛ビスマスターゲットの開発

10th International Workshop on Asian Network for Accelerator-Driven System (ADS) and Nuclear Transmutation Technology (NTT) (ADS+NTT 2012)
  • 斎藤 滋

開催年月日
2012年12月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
日本

原子力機構では加速器駆動システム(ADS)の実現に向けた基礎的な実験施設として、J-PARCの第2期計画である核変換実験施設(TEF)の建設を計画している。TEFは炉物理実験施設(TEF-P)とターゲット実験施設(TEF-T)から構成される。これまで、これらの施設の建設に必要なR\&Dを実施してきた。本発表ではそれらの中からTEF-Tに関連すること、特にターゲットの設計と鉛ビスマス(LBE)に関連したR\&Dの成果を報告する。ターゲットの設計では、内圧と発熱分布による応力の解析によって成立性が評価される。熱応力を低減するためにはビーム電流を下げる方が良いが、照射場としての性能は低下する。照射場としての性能を維持しつつ成立性が担保されるターゲットの設計について、検討の成果を報告する。LBEに関連の研究開発としては、静的腐食試験やループ関連の最近の成果を発表する。静的腐食試験ではSi添加鋼材の腐食試験を報告する。ループ関連では、JLBL-1では酸素濃度制御試験の現状及びJLBL-2での長時間運転の状況について報告する。その他、MEGAPIEの照射後試験の状況も併せて報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5039360