2018年
03心-24-ポ-48 パフォーマンス不安が中から高強度運動時における心拍数に与える影響
日本体育学会大会予稿集
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- 巻
- 69
- 号
- 0
- 開始ページ
- 111_2
- 終了ページ
- 111_2
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.20693/jspehss.69.111_2
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本体育学会
<p> 緊張や不安を感じながらも大観衆の前で美しく踊るバレリーナには、どのような心理生理学的な反応が生じているのだろうか。これまでパフォーマンス不安による心理生理学的な反応は、主に実験室での模擬的な環境内で測定されてきており、実環境におけるパフォーマンス本番での測定は極めて少ない。また、パフォーマンス不安に関する研究は楽器演奏をする音楽家や低強度運動時のスポーツ選手を対象にしたものが多く、同様の結果が中から高強度で運動をする人にも当てはまるかどうかは不明である。そこで本研究ではパフォーマンス不安が、中から高強度運動時の心拍数にどのような影響を与えるのか検討した。実際の観衆(400名以上)の前で踊るプロのバレリーナ1名が、中から高強度の運動強度で踊っている最中のR-R間隔を心拍計により計測した。心拍数はR-R間隔より算出した。舞台上でのリハーサルと本番での心拍数を比較した。その結果、本番での最大心拍数は180拍/分を超えており、リハーサル時よりも本番中の方がおよそ10拍/分心拍数が高かった。これらの結果から、中から高強度運動時においても、パフォーマンス不安により心拍数が増加することが明らかになった。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20693/jspehss.69.111_2
- CiNii Articles ID : 130007581137