2017年7月
ドパミントランスポーターイメージングにおけるCT像とMR像の位置合わせを利用した定量解析システム
日本医用画像工学会大会予稿集(CD-ROM)
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- 巻
- 36th
- 号
- 開始ページ
- ROMBUNNO.OP8‐4
- 終了ページ
- 310
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本医用画像工学会
123I-FP-CITは,線条体におけるドパミントランスポーター(DAT)の分布をSPECT像で可視化できる.本研究の目的は,DATイメージングにおける再現性の高い定量解析システムの開発である.そのために,SPECT像にMR像の形状情報を追加して再現性の向上を図る.本研究で用いるSPECT像は,SPECT/CT装置によって撮影されたものとする.CT像とMR像の位置合わせを利用して,SPECT像とMR像を自動位置合わせした.次に,MR像から線条体の形状情報を抽出した.抽出した形状情報をSPECT像に重ね合わせた.測定領域を設定し,解析を行った.システム画面では,位置合わせ前と位置合わせ後の各画像及び,解析結果の値が表示される.実験には,頭部SPECT/CT,MR像32症例を用いた.画像の位置合わせは,全症例において2mm以下の位置ずれであった.解析結果の値は,最大で6.76,最小で1.75,平均は4.04であった.本システムは,DATイメージングにおいて,再現性の高い解析が実現できる可能性が示唆された.(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0288-450X
- 医中誌Web ID : 2018004503
- J-Global ID : 201702274900690409