講演・口頭発表等

放射性廃棄物中のアクチニドの分析のための蛍光プローブを用いるキャピラリー電気泳動分離分取法の検討

日本原子力学会2013年秋の大会
  • 原賀 智子
  • ,
  • 菱沼 行男*
  • ,
  • 金田 結依*
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  • 石森 健一郎
  • ,
  • 高橋 邦明

開催年月日
2013年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
八戸
国・地域
日本

放射性廃棄物の処分に向けて、廃棄物試料中のアクチニド(Th, U, Np, Pu, Am, Cm)を簡易・迅速に分析する方法を開発することを目的として、キャピラリー電気泳動法の適用性を検討している。本検討では、試料分取機能を付加したキャピラリー電気泳動装置を新規に整備し、アクチニドのうち、$\alpha$線放出核種であるCm-244と蛍光プローブを混合した試料溶液を調製して、試料分取試験を実施した。その結果、新たに付加した試料分取部のうち、分取用溶液の流速やキャピラリー内径を調整することにより、電気泳動が可能であることを示し、さらに、アクチニドに対して安定な錯体を形成する蛍光プローブを用いることにより、電気泳動中にアクチニドの泳動挙動をモニタしながら、試料成分を分取することに成功した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5041070