MISC

2018年

ゲーミフィケーションを利用した天文教育支援ソフトウェアの開発

日本科学教育学会研究会研究報告
  • 松岡 浩平
  • ,
  • 葛岡 英明
  • ,
  • 久保田 善彦
  • ,
  • 金井 司
  • ,
  • 鈴木 栄幸
  • ,
  • 加藤 浩

33
3
開始ページ
83
終了ページ
88
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14935/jsser.33.3_83
出版者・発行元
一般社団法人 日本科学教育学会

<p>学生の科学教育の中でも,天文学習の理解は困難である.本研究では,タブレット上で動作する天文教育ソフトウェアを開発し,天球及び透明半球の理解と太陽の日周運動の理解に対する効果を検証することを目的とした.当日の一日の太陽の動きを表示し,体を動かした試行錯誤の過程で学習する身体化認知を通して太陽の日周運動を理解させた.また,天球が縮小して透明半球になる様子をCG表示し,天球と透明半球の概念について理解させた.中学生を対象に授業を行い,テスト,アンケート結果を分析した結果,透明半球に関する理解は向上したが,太陽の日周運動についての理解は十分な向上が見られなかった.この原因として,利用者が日の出や日の入り,南中時の太陽位置という重要な情報を意識しなかった可能性に着目した.続いて,ゲーミフィケーションを通してこれらの情報を意識させる新ソフトウェアを開発した.各季節の太陽の動きを,身体を動かしながら追いかけるシューティングゲームで,日の出と日の入り,南中の太陽位置を強く意識して学習できる設計とした.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14935/jsser.33.3_83
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007535128
ID情報
  • DOI : 10.14935/jsser.33.3_83
  • CiNii Articles ID : 130007535128
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000390425219

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