2007年12月
内視鏡的粘膜下層剥離術にて治療をおこなった陥凹型早期十二指腸癌の1例
岡山済生会総合病院雑誌
- 巻
- 39
- 号
- 開始ページ
- 46
- 終了ページ
- 51
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山済生会総合病院
50歳代男性。患者は検診にて貧血を指摘され、上部消化管内視鏡にて十二指腸腫瘍を認め、精査加療目的で著者らの施設へ入院となった。所見では上部消化管内視鏡で十二指腸前壁に中心部陥凹傾向のある15mm大の病変が認められ、生検にて高分化型腺癌であった。以上より、本症例は陥凹型早期十二指腸癌と診断され、内視鏡的粘膜下剥離術を行ったところ、完全一括切除が可能であった。尚、経過は良好で、術後20ヵ月の現在、再発はみられていない。
- ID情報
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- ISSN : 0475-008X
- 医中誌Web ID : 2009252192