2010年4月 - 2014年3月
左ヒラメに右カレイの謎と健苗育成に向けた稚魚発生システムの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ヒラメ・カレイ類の左右非対称性の制御機構と脊椎骨発生機構を解析した.内臓と間脳の非対称性を制御するNodal経路がヒラメ・カレイ類の左右非対称制御を制御することが証明された.左ヒラメと右カレイを振り分ける発生機構にNodal経路に加え手綱核および視神経束交叉が関与していることが示された.
体色の左右差は、背鰭基部に分布する色素前駆細胞が筋間膜を通って左右両側の皮膚に遊走する間に、有眼側でのみ色素芽細胞に分化することで形成される.レチノイン酸への暴露は、無眼側の色素前駆細胞も色素芽細胞に分化誘導し、無眼側黒化を起こすことが分かった.またレチノイン酸による脊椎骨機構の発生機序が解明された.
体色の左右差は、背鰭基部に分布する色素前駆細胞が筋間膜を通って左右両側の皮膚に遊走する間に、有眼側でのみ色素芽細胞に分化することで形成される.レチノイン酸への暴露は、無眼側の色素前駆細胞も色素芽細胞に分化誘導し、無眼側黒化を起こすことが分かった.またレチノイン酸による脊椎骨機構の発生機序が解明された.
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- ID情報
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- 課題番号 : 22380104
- 体系的課題番号 : JP22380104