2010年 - 2012年
東南アジア大陸部低湿地社会における生態環境と居住空間の相互環
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
チベット高原を源流とする国際河川のメコン河流域では、人びとは日々、水とかかわりながら生活を送っている。本研究は、東南アジア大陸部の中央に位置するラオス人民民主共和国の中央部から北部にかけて広がる平野にあるそうした社会を低湿地社会と位置づけ、人びとが河川や水田、湖沼などの水環境や生態とかかわりながら住居や村落空間を組織している様態を、建築計画・意匠・構法・生産に加えて、文化人類学・民族学と民俗学の視点を援用しながら統合的に究明した。方法としては、メコン河またはその支流の流域圏に多く住むタイ語系民族集団の複数の農村で定点観測的、悉皆的な現地調査を行い、データを収集し、それに基づき、当該地域社会の居住文化の理解に一定の枠組みを与えうる生態-居住モデルを構築した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 22360254
- 体系的課題番号 : JP22360254
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1書籍等出版物
3-
Splinger 2018年7月 (ISBN: 9789811084645)
-
丸善 2014年4月 (ISBN: 9784621088234)
-
風響社 2012年5月 (ISBN: 4894896524)