遠隔観察・分光技術を用いた炉内検査技術のための光ファイバの耐放射線性評価
第8回高崎量子応用研究シンポジウム
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2013年10月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 高崎
- 国・地域
- 日本
福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出しに向けた遠隔検査技術としてファイバスコープによる観察技術とレーザー誘起ブレークダウン分光による元素分析技術を組み合わせた新型光ファイバプローブを開発している。光ファイバは放射線環境下では伝送性能が低下するため、純粋石英コアにOH基を1000ppm含有させることで耐放射線性に優れたファイバを開発してきた。今回、$\gamma$線照射試験によりその耐放射線性能を確認し、積算線量1$\times$10$^{6}$Gyまで観察及び分光が行える見通しを得た。今後、実機仕様の光ファイバを製作して放射線環境下での観察・分光試験を行い、観察用波長域を決定するとともに、赤外線分光による照射下での元素分析を実証する。