講演・口頭発表等

塩ノ平断層及び南方延長部の破砕帯の特徴

日本地球惑星科学連合2016年大会
  • 亀高 正男*
  • ,
  • 酒井 亨*
  • ,
  • 田中 由美子*
  • ,
  • 青木 和弘
  • ,
  • 田中 義浩*
  • ,
  • 瀬下 和芳
  • ,
  • 丹羽 正和
  • ,
  • 増田 祐輝

開催年月日
2016年5月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
千葉
国・地域
日本

2011年4月11日に発生した福島県浜通りの地震(Mj7.0; 以下、4.11地震)によって、福島県いわき市田人町旅人滑石から石住綱木北西に、北北西-南南東に約14kmにわたって延びる地表地震断層が出現し、塩ノ平断層と命名された(石山ほか、2011)(ここでは活動区間と呼ぶ)。4.11地震以前の研究として、「新編 日本の活断層」(活断層研究会編、1991)などにより井戸沢断層の一部をなす「活断層の疑いのあるリニアメント」が図示されていた。塩ノ平断層は、このトレースとほぼ一致するが、「新編 日本の活断層」では、4.11地震の地表地震断層の出現位置の南端よりも南方まで線が描かれ、常磐炭田地質図(須貝ほか、1957)において車断層として示されている地質断層が連続している(ここでは非活動区間と呼ぶ)。われわれは、4.11地震の活動区間と非活動区間の違いに着目した調査・研究を進めている(例えば、亀高ほか、2015; 青木ほか、2015など)。本発表では、活動区間と非活動区間のボーリング掘削調査の結果と、得られたコア試料の破砕帯の性状を中心に報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5056043