MISC

2000年7月

核融合炉事故事象時における熱流動挙動に関する数値解析; ICE及びLOVA事象時の熱流動現象の可視化

可視化情報学会誌
  • 高瀬 和之
  • ,
  • 小瀬 裕男*
  • ,
  • 久米 悦雄
  • ,
  • 秋本 肇

20
suppl.1
開始ページ
113
終了ページ
114
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3154/jvs.20.1Supplement_113
出版者・発行元
The Visualization Society of Japan

核融合炉における熱流動関連の異常事象として真空容器内冷却材侵入事象(ICE)や真空境界破断事象(LOVA)が考えられている。著者らはICE及びLOVA事象下における核融合炉の安全性を定量的に評価するための第1ステップとして現象把握実験を行い、ICE時の圧力上昇挙動やLOVA時の置換流挙動を実験的に明らかにした。しかしながら、圧力上昇に影響を及ぼす温度分布やボイド率分布、置換流に同伴される放射化ダストの飛散分布などを核融合炉条件下で実験的に求めることは容易ではない。そこで、本研究はICE及びLOVA事象時における核融合炉内の熱流動挙動をTRAC等の3次元コードを使って数値的に明らかにし、さらに解析結果を新たに開発した可視化プログラムを使って2次元及び3次元的に可視表示して現象理解を容易にしたものである。本研究の結果、真空容器内で想定されていた熱流動現象を実際の画像イメージとして定量化することに成功した。現在は現象把握をよりいっそう簡便化するために解析結果のアニメーション化を計画中である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3154/jvs.20.1Supplement_113
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003649147
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?7398
ID情報
  • DOI : 10.3154/jvs.20.1Supplement_113
  • ISSN : 0916-4731
  • CiNii Articles ID : 130003649147

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