2013年10月12日
OS2102 TWIP鋼の水素脆化における変形双晶の役割
M&M材料力学カンファレンス
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- ,
- 巻
- 2013
- 号
- 開始ページ
- "OS2102
- 終了ページ
- 1"-"OS2102-2"
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人日本機械学会
TWIP鋼は次世代自動車用鋼としての応用が期待される一方、水素脆化か問題となっている。本講演ではTWIP鋼で最も重要な現象である変形双晶に焦点を当て、その水素脆化への寄与に言及する。主な結果は次の通りである。I) Electron Channeling contrast imaging 法を用いて変形双晶を観察し、変形双晶の分布/形態とき裂の成長過程の相関を調べた結果、双晶変形が水素脆化発生に有意に寄与していることが明らかとなった。具体的な変形双晶の役割の例として、変形双晶界面が水素に起因するき裂の発生箇所および伝播経路として働くことが挙げられる。 II)また、母晶および変形双晶における水素分配をScanning Kelvin Probe Force Microscopy 法により視覚化した結果、水素は変形双晶界面にも存在していることが明らかとなった。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009936873
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12322087
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110009936873
- CiNii Books ID : AA12322087