2013年3月
サイレージ用トウモロコシ一代雑種親自殖系統「Na71」の育成とその特性
畜産草地研究所研究報告
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- 巻
- 号
- 13
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 10
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.24514/00002213
- 出版者・発行元
- 農業技術研究機構畜産草地研究所
優良一代雑種品種を育成するための親自殖系統として「Na71」を育成し,2010年に品種登録出願した。「Na71」は「Na7×Na23」を自殖したF2集団を母材として育成された。1987年から育成を開始し,1995年にS7世代となり,1996年に組合せ能力検定試験で有望と認められたことから,固定系統番号「Na71」を付した。粒質は「デント」,早晩性は「やや晩生」に属する。ごま葉枯病抵抗性は「強」,すす紋病抵抗性は「強」,紋枯病抵抗性は「中」,黒穂病抵抗性は「強」である。稈長は「やや長」,着雌穂高は「やや高」,草型は「セミアップライト型」である。粒列数は14列で,採種量は30.0kg/aである。フリント種との組合せ能力は平均的である。「Na71」を種子親として,耐倒伏性,耐病性に優れる多収の単交配一代雑種品種「タカネフドウ」(とうもろこし農林交68号)が長野県野菜花き試験場(旧とうもろこし育種指定試験地)にて育成された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.24514/00002213
- ISSN : 1347-0825
- CiNii Articles ID : 120006587245
- CiNii Books ID : AA11740161