2004年12月
サイレージ用トウモロコシのF1親自殖系統「Mi44」の育成とその特性
九州沖縄農業研究センター報告
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- 巻
- 号
- 45
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 74
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.24514/00001949
- 出版者・発行元
- 独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター
優良一代雑種品種を育成するための親自殖系統として「Mi44」を育成した。「Mi44」は2001年にとうもろこし農林交親52号として登録された。「Mi44」は, 「P3358」を母材として1987年に兄妹交配を行い, 1988年以降, 耐倒伏性と各種病害抵抗性についての系統選抜および個体選抜と自殖による固定化を図り, 1994年に「Mi44」と命名した。粒質は「デント」, 早晩性は九州では「中生」に属する。耐倒伏性は「強」, 折損抵抗性は「極強」である。ごま葉枯病抵抗性および紋枯病抵抗性は「強」である。稈長はやや長く, 着雌穂高は中程度である。草型はアップライトである。採種性は良好である。粒列数は平均12.1列で, 百粒重は30.8g, 粒は橙色で丸形である。フリント種および由来の異なるデント種との組合せ能力が高い。「Mi44」を種子親として, 耐倒伏性に優れる単交雑一代雑種品種「ゆめつよし」が育成された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.24514/00001949
- ISSN : 1346-9177
- CiNii Articles ID : 120006587023
- CiNii Books ID : AA11598810