2012年4月 - 2018年3月
当事者による分娩時クライシスマネジメントのためのヘルスプロモーション
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、分娩時に長距離の移動を要する妊婦(以下、長距離移動妊婦)が安全に分娩を迎えるための教育プログラムを開発することである。長距離移動妊婦が居住するA町をフィールドとし、当事者である長距離移動妊婦、A町保健師、分娩施設の助産師を対象にインタビューを行い、長距離移動妊婦の教育ニーズ、教育機会を調査し、教育プログラムを検討した。その結果、教育プログラムには分娩進行時の対処法と緊急時の救急車要請法を含める必要性が示唆された。長距離移動妊婦は分娩準備教育を受けたいと考えていたが、保健師または助産師による教育機会が少なく、分娩に関する専門的知識のある人材のさらなる確保が大きな課題であった。
- ID情報
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- 課題番号 : 24593372
- 体系的課題番号 : JP24593372