

中田 康隆
基本情報
- 所属
- 京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 環境科学専攻 流域保全学専門種目 准教授
- 東京大学 空間情報科学研究センター 客員研究員
- (地独) 北海道立総合研究機構 道総研フェロー
- 学位
-
博士(環境学)(2019年3月 東京大学)
- 研究者番号
- 10827041
- J-GLOBAL ID
- 201801005332765221
- researchmap会員ID
- B000289275
- 外部リンク
私は幼少期より昆虫や魚、植物といった生き物が大好きでした。毎日、近くの山や川で日暮れまで遊んでいた記憶が今でも鮮明に蘇ります。その当時は、漠然と将来は虫博士になりたいと思っていました。高校に入学し、大好きな生き物が生息する自然環境を守りたいと考えるようになり、森林科学が学べる大学への進学を志しました。大学受験に向けて勉強をする中で、乾燥地緑化にも興味を持ち、森林科学と乾燥地科学の両方を学べる鳥取大学に進学しました。3年次には3か月間のメキシコ実習に参加する機会を得ました。その中で、日本を外から俯瞰する機会を得たことで、海外の自然環境の保全・再生を行うよりも、まずは国内の環境問題を解決したいという気持ちが芽生え始めました。そこで、研究対象にしたのが鳥取県が誇る鳥取砂丘を代表とする海岸砂丘です。海岸砂丘が存在する世界中の砂浜海岸の多くは、海岸侵食や開発の影響により縮小し、国土の減少にも繋がるため、大きな環境問題となっております。卒業論文と修士論文では、砂浜海岸生態系(特に、海岸砂丘植生)の保全・再生に関する研究に取り組みました。
修士課程卒業後は、民間や行政での経験を幅広く積んだ上で研究者になりたいと考え、まずは建設コンサルタントに就職し、環境アセスメントや植生管理計画の策定を経験しました。その後、行政機関の土木技師として、土砂災害の復旧工事や構造物の設計・施工管理等を担当し、開発側の視点を経験しました。その後、博士号を取るべく、東京大学(地形学・地理学)に進学しました。この研究室を選んだ理由としては、修士課程までの研究で考慮できていなかった海岸砂丘の動的地形を考慮して研究を行いたいと考えたからです。ここで、UAV-SfM測量(ドローン等)やレーザ計測技術などの3次元で高精細な地表面情報の取得や解析方法を習得しました。その後は、北海道立総合研究機構林業試験場で、崩壊地・河岸・海岸などの山地から海岸に至る流域内の地表攪乱と植生の関係を対象に研究活動に従事しました。
今後は、これまでの知識や技術を活かし、「流域(山地~海岸)の生態系や森林を対象とした評価・計画・管理」、「大規模攪乱後の植生回復(草本~森林)の評価・計画 」、「最新の計測技術を用いた生態系や森林の評価・計画・管理へ応用 」の3本柱で研究に邁進したいと考えています。
※研究の詳細は上記のURLよりホームページをご覧ください。
研究キーワード
19研究分野
6経歴
9-
2024年4月 - 現在
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2022年5月 - 現在
-
2019年4月 - 現在
-
2023年4月 - 2024年3月
-
2022年4月 - 2023年3月
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2018年4月 - 2022年3月
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2017年2月 - 2018年2月
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2014年4月 - 2016年3月
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2012年4月 - 2014年3月
学歴
3-
2016年4月 - 2019年3月
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2010年4月 - 2012年3月
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2006年4月 - 2010年3月
委員歴
1-
2019年4月 - 2022年3月
受賞
2論文
22-
Journal of Coastal Conservation 2024年12月12日 査読有り
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Coastal Engineering Journal 1-23 2024年12月5日 査読有り
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Applied Sciences 14(23) 10775-10775 2024年11月21日 査読有り
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Computers and Electronics in Agriculture 219 108778-108778 2024年4月 査読有り
-
Geographical Research 62(1) 194-203 2023年10月16日 査読有り筆頭著者
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Smart Agricultural Technology 5 100269-100269 2023年10月 査読有り筆頭著者責任著者
-
Ecological Engineering 193 107019-107019 2023年8月 査読有り筆頭著者責任著者
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Ecological Engineering 180 106640-106640 2022年7月 査読有り
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北方森林研究 70 2022年2月 査読有り
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水利科学 65(6) 2022年2月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
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砂防学会誌 74(3) 26-36 2021年9月 査読有り
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Remote Sensing 13(11) 2167-2167 2021年6月 査読有り筆頭著者責任著者
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景観生態学 26(1) 2021年6月 査読有り筆頭著者責任著者
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Forestry: An International Journal of Forest Research 95(1) 1-12 2021年5月 査読有り
-
Journal of Environmental Management 284 111969-111969 2021年4月 査読有り
-
景観生態学 25(1) 43-52 2020年6月 査読有り筆頭著者責任著者
-
Remote Sensing 12(10) 1649 2020年5月1日 査読有り
-
砂防学会誌 71(5) 54-65 2019年 査読有り
MISC
7-
グリーントピックス 62 2021年1月
-
河川 2020年11月
-
グリーントピックス 61 2020年9月
-
光珠内季報 194 7-10 2020年3月
-
日本生態学会大会講演要旨(Web) 67th 2020年
-
砂防学会誌 72(5) 74-77 2020年1月
-
グリーントピックス 58 2019年3月
講演・口頭発表等
42-
Japan Gemorphological Union (JGU) Conference 2021 2021年12月4日
-
北方森林学会 2021年11月11日
-
北方森林学会 2021年11月11日
-
GLP Asia Conference, Sapporo 2021年9月14日
-
第132回日本森林学会大会 2021年3月23日
-
日本農業気象学会2021年全国大会 2021年3月19日
-
第69回北方森林学会 2020年11月11日
-
第129回日本森林学会全国大会 2020年3月
-
第129回日本森林学会全国大会 2020年3月
-
第129回日本森林学会全国大会 2020年3月
-
第129回日本森林学会全国大会 2020年3月
-
第67回日本生態学会全国大会 2020年3月
-
第67回日本生態学会全国大会 2020年3月
-
第67回日本生態学会全国大会 2020年3月
-
第68回北方森林学会 2019年11月
-
第68回北方森林学会 2019年11月
-
第5回北海道大学部局横断シンポジウム 2019年11月
-
北海道緑化樹情報連絡会議 2019年10月30日
所属学協会
5共同研究・競争的資金等の研究課題
9-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B) ) 2022年4月 - 2026年3月
-
文部科学省 若手研究 2021年6月 - 2026年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B) ) 2021年6月 - 2025年3月
-
農林水産省 農林水産技術会議事務局 戦略的プロジェクト研究推進事業 (森林・林業、水産業分野における気候変動適応技術の開発) 2019年6月 - 2024年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B) ) 2019年6月 - 2024年3月
-
サントリー天然水の森 東京大学秩父演習林プロジェクト第7回(2017年度)研究助成 2017年4月 - 2018年3月
-
東京大学 新領域創成科学研究科 博士課程研究遂行協力制度 2017年6月 - 2017年11月
-
山陰海岸ジオパーク推進協議会 山陰海岸ジオパーク学術研究奨励事業 2016年5月 - 2017年2月
-
東京大学 新領域創成科学研究科 博士課程研究遂行協力制度 2016年7月 - 2016年12月
メディア報道
1-
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20190516/ddl/k01/040/202000c 2019年5月
社会貢献活動
9