2010年4月
「親子運動プログラム」が保育園児の情緒・行動に及ぼす効果に関する予備的検討
体力研究
- ,
- 巻
- 108
- 号
- 108
- 開始ページ
- 18
- 終了ページ
- 23
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- DOI
- 10.20793/tairyokukenkyu.108.0_18
- 出版者・発行元
- (公財)明治安田厚生事業団体力医学研究所
保育園児の精神的健康を高めることを目的とした「親子運動プログラム」を開発した。このプログラムの参加前後で「子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)」質問紙による「情緒」および「行動」尺度を用いて、プログラムの有効性を予備的に検討した。週1回、1回60分、全12回のプログラム参加者における、「情緒」および「行動」得点は介入前後で有意な変化を認めなかった。「親子運動プログラム」は、いつでも、どこでも、特別な道具がなくても、楽しく安全に実施できるように配慮した。介入後の感想を尋ねたところ、「とても楽しんでいた」が18例、「まあ楽しんでいた」が2例で、否定的な回答はいなかった。親子の健康状態は相互に相関することから、保護者評定による評価バイアスが介入効果を過大評価する傾向が推測された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20793/tairyokukenkyu.108.0_18
- ISSN : 0389-9071
- 医中誌Web ID : 2010231535
- J-Global ID : 201002290362141371
- CiNii Articles ID : 130005865201