共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

ウェアラブルセンサーを用いたICU医療者のコミュニケーション活性度の解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
18K08916
体系的課題番号
JP18K08916
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

医療者間コミュニケーションを促進することは、情報の流れを効率化するとともに、仕事のやりがいを創出し、その結果医療サービスの質を向上させることにつながるはずである。我々は、以下の点をまとめた。
①ICU医療者が胸に装着した名刺型ウェアラブルセンサーを用いて収集する行動科学ビッグデータを解析し、医療者間コミュニケーション促進のためのツール「医療者コミュニケーション可視化システム」を構築した。
②本システムは、医療者間コミュニケーション活性度の時空的分布を可視化する「コミュニケーション・マップ」と、医療者間コミュニケーションのつながりを可視化する「コミュニケーション・ネットワークチャート」を作成した。
③特に重症患者では患者の周囲で発せされるコミュニケーション量(face to face interaction)が上昇していた。
④他職種間でのコミュニケーションの解析を行い医師だけではなく看護師間のコミュニケーションが全体のコミュニケーションの内多数を占めていることが分かった。
以上はAJRCCMに掲載され、また国内では日本救急学会にて発表した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K08916
ID情報
  • 課題番号 : 18K08916
  • 体系的課題番号 : JP18K08916