MISC

2012年5月10日

IP Fast Reroute の予備ルート活用した負荷分散ルーチング方式

電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム
  • 新井 裕
  • ,
  • 大木 英司

112
27
開始ページ
59
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

本論文ではIP fast rerouteにおけるbackup portを積極的に活用することによってネットワークの負荷分散を行う.通常IP fast rerouteでは,backup portは単一リンク故障が起きた場合にのみ迂回経路へパケットを転送するために使用される.本提案では定常時から積極的にbackup portを活用することでネットワーク全体で負荷分散を行う.負荷分散を行うために各ルータに対して最短経路における次ホップを指すprimary portと故障時に迂回させるbackup portへどのような分散比を与えればネットワーク輻輳率が最小化されるかという問題に定式化したところ非線型計画問題に定式化された.この問題を解き、ネットワーク輻輳率が最小化される解を得た.ルーチング性能を評価する評価実験より,ネットワーク輻輳率を最短経路ルーチングと比較して,およそ31%の低減を確認した.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009569077
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11546431
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/023742613
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009569077
  • CiNii Books ID : AA11546431

エクスポート
BibTeX RIS