2015年4月 - 2018年3月
医療・生活施設における看護・介護負担感軽減と利用者のQOL向上に関する包括的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
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- 課題番号
- 15H04103
- 配分額
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- (総額)
- 14,430,000円
- (直接経費)
- 11,100,000円
- (間接経費)
- 3,330,000円
本研究では主として,病院の病棟,特別養護老人ホーム,障碍者の生活施設での空間構成と介護/介護/支援負担感の関係を調べた。
結果として,病院においては既往研究では看護動線の短縮化の観点から有利とされていたのは複廊下型だったが,看護負担感の観点からは中廊下型が有利であった。また,高齢者施設や障碍者の生活施設では一般的に居室が共用空間に直接面するホール型が見守りや動線の観点から有利だとされている。しかし,介護/支援負担感の観点からは,ホールに面した居室の割合が低いプランタイプの事例の方が負担感が低い傾向があった。
これらの結果は,施設におけるスタッフの負担軽減とQOLの向上の両立に役立つと考える。
結果として,病院においては既往研究では看護動線の短縮化の観点から有利とされていたのは複廊下型だったが,看護負担感の観点からは中廊下型が有利であった。また,高齢者施設や障碍者の生活施設では一般的に居室が共用空間に直接面するホール型が見守りや動線の観点から有利だとされている。しかし,介護/支援負担感の観点からは,ホールに面した居室の割合が低いプランタイプの事例の方が負担感が低い傾向があった。
これらの結果は,施設におけるスタッフの負担軽減とQOLの向上の両立に役立つと考える。