共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

肺腫瘤における非侵襲的導電率イメージングシステム開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • Tha KhinKhin
  • ,
  • 杉森 博行
  • ,
  • 菊地 英毅
  • ,
  • 真鍋 徳子

課題番号
17K10390
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

導電率は各構造物が持つ物理特性であり、組織・疾患間で異なる。導電率情報を非侵襲的に取得できれば、疾患の非侵襲的診断の補助が期待される。本研究は、肺腫瘤における非侵襲的導電率イメージングの確立に挑戦することを目的としている。
平成30年度では、(1)肺MRIによる非侵襲的導電率イメージング撮像パラメータの最適化と(2)臨床試験を予定した。
(1)肺MRIによる非侵襲的導電率イメージング撮像パラメータの最適化について、下記臨床研究で得られた結果を基に撮像パラメータ・解析アルゴリズムの改良・最適化を行った。撮像パラメータでは、特に撮像断面やダイナミックスキャン回数に着目した。異なる断面間での導電率の一致率やダイナミックスキャン回数の導電率への影響について検討し、得られた結果をもとに改良・最適化を行った。解析アルゴリズムの改良では、病変のセグメンテーションの精度の導電率への影響について検討し、セグメンテーションアルゴリズムの改良を行った。これらの最適化を行うことで、アーチファクトの少ない高解像度画像を提供できることを目指している。
(2)臨床試験については、患者ボランティアをリクルートし、本研究に同意した肺腫瘍患者の肺EPT撮像を行い、データ収集をしている状況である。現時点で、12人のEPT撮像を終えている。必要な症例数に到達する次第、MRIを用いた導電率画像は様々な疾患の鑑別診断、腫瘍の悪性度評価、病変と周囲正常組織の区別に有用かについて検討する。