2016年8月
研究炉の長期停止で人材育成に懸念; 学会分科会、研究炉の役割明確化と戦略化を提言
日本原子力学会誌ATOMO$\Sigma$
- ,
- 巻
- 58
- 号
- 8
- 開始ページ
- 468
- 終了ページ
- 473
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本原子力学会
東京電力福島第一原子力発電所事故後に強化された新規制基準に対応するため、国内にある研究炉や臨界実験装置は現在、すべてが停止している。これらの研究炉はこれまで、人材育成や学術研究、さらには医療や産業分野で大きな役割を果たしてきた。しかし、研究炉の長期間にわたる停止は、それらへの影響を深刻化させつつある。このため日本原子力学会は専門の分科会を立ち上げてこの問題を検討した。原子力利用を担うべき人材の継続的な育成に不可欠な研究炉等の役割を、エネルギー政策や科学技術政策において明確にし、国の公共財と位置づけるべきだとする提言をまとめた。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1882-2606
- CiNii Articles ID : 40020930730
- CiNii Books ID : AN00188477