基本情報

所属
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 准教授
学位
博士(学術)(2011年9月 東京大学)

J-GLOBAL ID
201801005750124380
researchmap会員ID
B000294117

 現代のイスラームの理解や実践を支える構造について研究をしています。

 とくに関心を持っているのが,イスラームの理解や実践の基盤といわれている聖典クルアーンの解釈です。ムスリムにとってクルアーンは「神の言葉」そのものですが,それを誰が,どのように解釈し,その結果何を実践するのかを,装い(ヴェール)や,ジェンダー(男女のあり方や役割),食文化(ハラール食品産業)などの事例をもとにみてきました。最近では第二の聖典といわれるハディースや,イスラーム法についての現代の人々の理解や実践にも関心を広げています。

 宗教識字が広がり,情報メディアが増える中,自ら聖典を繙き,宗教文献を読み,自身の解釈を発信する人々が増えています。そうした比較的新しい状況の中で,イスラームの理解や実践にどのような変化がみられるのか,今後の動きを含めて興味は尽きません。


書籍等出版物

  45

論文

  14

MISC

  22

講演・口頭発表等

  49

担当経験のある科目(授業)

  6

所属学協会

  4

共同研究・競争的資金等の研究課題

  18