2010年 - 2012年
運動神経信号付加は本当に起こっているのか?~顔面表情筋mRNA発現変化を捉える~
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 22390331
- 体系的課題番号
- JP22390331
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 18,980,000円
- (直接経費)
- 14,600,000円
- (間接経費)
- 4,380,000円
- 資金種別
- 競争的資金
顔面神経麻痺に対する再建後の運動神経信号の付加が起こっていることを確認するために,顔面表情筋で発現するメッセンジャーRNAであるMyogeninに注目した。Myogeninは筋細胞の分化に重要な役割を果たす遺伝子である。予備的な実験として,ラットを用いて顔面神経本幹を切断したモデルと,切断直後に断端同士を縫合したモデルを作成し,1~28日後の期間,時系列で上口唇の筋肉におけるMyogeninの発現をアガロースゲルによる電気泳動で定量的解析を行い,その後リアルタイムPCRを用いて定量解析を行った。同時に,同じく時系列で眼輪筋の採取を行い,眼輪筋の垂直断面における筋細胞の断面積を測定した。また,逆行性神経トレーサーにより,縫合モデルにおける神経繊維の連続性を確認した。結果,アガロースゲル電気泳動においては両モデルにおいて術直後からMyogeninの発現の上昇が認められ,7~14日後にピークを認めたが,その後発現の低下速度には明らかな差が認められ,切断後縫合モデルにおいてより速やかな発現低下を認めた。又リアルタイムPCRにおいては,切断モデルにおいて術後14日まで発現の上昇が認められた後,速やかに発現の低下が認められたのに対し,切断後縫合モデルにおいては4日で発現がピークを迎え,その後徐々に低下を認めた。更に筋細胞の断面積の解析では切断モデルでは筋萎縮の進行が期間中続いたのに対し,...
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- ID情報
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- 課題番号 : 22390331
- 体系的課題番号 : JP22390331